F速

  • 会員登録
  • ログイン

アルファタウリF1の代表トストが2023年末に退任。後任のメキースと新CEOによる新リーダーシップ体制がスタートへ

2023年4月27日

 スクーデリア・アルファタウリは、4月26日、チームのシニアマネジメント構造の変更を発表、2023年末で現チーム代表フランツ・トストがそのポジションから退き、代わって、現在スクーデリア・フェラーリでレーシングディレクターを務めるローレン・メキースが後任となることを明らかにした。さらに、今年中に、元FIAエグゼクティブのピーター・バイエルがCEOとしてチームに加入する。


 トストは、アルファタウリの前身スクーデリア・トロロッソが創設された2005年からチーム代表を務め、チームの発展において重要な役割を果たしてきた。トストのリーダーシップのもと、チームは、トロロッソ時代の2008年イタリアGPでセバスチャン・ベッテルにより初優勝を果たし、アルファタウリにリブランドされた後の2020年には、イタリアGPでピエール・ガスリーが勝利を挙げている。

2008年F1イタリアGP セバスチャン・ベッテル(トロロッソ)
2008年F1イタリアGP 初優勝を喜ぶフランツ・トスト代表とセバスチャン・ベッテル(トロロッソ)

2020年F1第8戦イタリアGP ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)が初優勝
2020年F1第8戦イタリアGP ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)が初優勝


 レッドブル社が所有するアルファタウリ/トロロッソは、レッドブル・レーシングの姉妹チームであり、同チームのために若手ドライバーを育成する役割も担っている。これまでトストは、4度のF1チャンピオンとなったセバスチャン・ベッテル、2度のチャンピオン、マックス・フェルスタッペンをはじめ、F1優勝経験者であるダニエル・リカルド、ガスリー、カルロス・サインツなど、大勢の優秀なドライバーたちを育て上げた。


 チームは、長年にわたるチームとドライバーへの貢献により、トストが2024年にはコンサルタントとして引き続きチームに関わることになったと発表した。


 後任となるメキースは、アルファタウリの前身、ミナルディ時代の2002年からトロロッソ時代に至るまで、10年以上にわたり、同チームで働いた経験を持つ。トロロッソでチーフエンジニアを務めた後、2014年、メキースはFIAにセーフティディレクターとして加入、2017年にはF1副レースディレクターとしての役割も担った。

フェラーリF1のレーシングディレクター、ローレン・メキース
フェラーリF1のレーシングディレクター、ローレン・メキース


 2018年にはスポーティングディレクターとしてフェラーリに加入。2019年にはヘッド・オブ・トラック&パフォーマンスエリアの役割も加わり、2021年以降はレーシングディレクターおよびヘッド・オブ・トラックエリアを務めている。


 トストからアルファタウリのチーム代表のポジションを引き継ぐメキースは、チームの、テクニカル、マニュファクチャリング、サポートファンクション、レースチームの運営など、チームの日々の運営に関する責任者となる。


 CEOへの就任が発表されたピーター・バイエルは、FIAにおいて2017年からスポーツ担当事務局長、2021年からF1エグゼクティブディレクターを務めた人物で、2022年6月にFIAから離れた。バイエルは、アルファタウリのCEOとして、チームの戦略的方向性を監督する役割を担う。バイエルとメキースは「同等の責任を持つ新しいダイナミックなリーダーシップチームを作り上げる」とチームは述べている。

FIAモータースポーツ事務総長ピーター・バイエルとF1マネージングディレクターのロス・ブラウン
FIAモータースポーツ事務総長を務めたピーター・バイエル


 チームは、声明のなかで、今回の大規模な体制変更について「長期的な安定性と継続性を確保することが目的」と説明している。



(autosport web)


レース

7/4(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
7/5(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
7/6(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※オーストリアGP終了時点
1位オスカー・ピアストリ216
2位ランド・ノリス201
3位マックス・フェルスタッペン155
4位ジョージ・ラッセル146
5位シャルル・ルクレール119
6位ルイス・ハミルトン91
7位アンドレア・キミ・アントネッリ63
8位アレクサンダー・アルボン42
9位エステバン・オコン23
10位ニコ・ヒュルケンベルグ22

チームランキング

※オーストリアGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム417
2位スクーデリア・フェラーリHP210
3位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム209
4位オラクル・レッドブル・レーシング162
5位ウイリアムズ・レーシング55
6位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム36
7位マネーグラム・ハースF1チーム29
8位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム28
9位ステークF1チーム・キック・ザウバー26
10位BWTアルピーヌF1チーム11

レースカレンダー

2025年F1カレンダー
第11戦オーストリアGP 6/29
第12戦イギリスGP 7/6
第13戦ベルギーGP 7/27
第14戦ハンガリーGP 8/3
第15戦オランダGP 8/31
  • 最新刊
  • F速

    F速 2025年5月号 Vol.3 日本GP号