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【F1チーム代表の現場事情:アルピーヌ】衝撃の同士討ちにも冷静な反応。決してドライバーを責めなかったサフナウアー
2023年4月12日
大きな責任を担うF1チーム首脳陣は、さまざまな問題に対処しながら毎レースウイークエンドを過ごしている。チームボスひとりひとりのコメントや行動から、直面している問題や彼のキャラクターを知ることができる。今回は、アルピーヌのチーム代表オットマー・サフナウアーに注目した。
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少し不思議なシーズンスタートだ。ほとんどのチームのマシンの仕上がりが良いため、それが平均的に見えてしまい、それより少しでも良くないと、ひどく低迷しているような印象を与える。しかし、チーム間の序列はあっという間に変わり得る。
たとえば、マクラーレンは最初の2戦を終えた段階でノーポイントでコンストラクターズ選手権最下位だった。さらにテクニカルディレクターのジェームズ・キーが外れて技術部門を再編するという発表を行ったことでも大きな注目を集めた。悲惨な状況にあるように見えたマクラーレンだが、オーストラリアを終えた段階でランキング5位に浮上したのだ。
2022年にマクラーレンと4位争いをしたアルピーヌは、第2戦まではライバルよりもはるかに良い状態だった。マシンには速さがあるようで、ジェッダの金曜に走ったロングランではメルセデスやフェラーリに近いペースがあった。実際にはサウジアラビア決勝で、アルピーヌは彼らについていくことはできなかったが、ギャップはそれほど大きくもなかったし、何より2台でしっかり入賞したのはよかった。
現在アルピーヌF1チーム代表を務めるオットマー・サフナウアーは、2022年にアストンマーティンから移籍し、その年にアルピーヌがコンストラクターズ選手権4位を獲得、成績の面では素晴らしいシーズンを送った。一方、ドライバーの契約については大きな問題が発生。フェルナンド・アロンソがアストンマーティンへ、オスカー・ピアストリがマクラーレンへ、それぞれ移籍を決めたことで、難しい対応を迫られた年でもあった。
ドライバーたちの移籍先であるアストンマーティンとマクラーレンは、アルピーヌにとって直接的なライバルであると思われた。しかし、アロンソが連続して表彰台を獲得し、アストンマーティンが先頭集団に加わったことが明らかになった。アルピーヌはアストンマーティンに後れをとる形になったわけだが、第3戦オーストラリアGPを前に、サフナウアーはAMR23には大きなポテンシャルがあるとアピールした。
「前戦(サウジアラビアGP)では、我々のマシンは速さの面で、余裕を持って5番手に位置していたと思う。フェラーリとの差もほとんどなかった。実際、オーバーテイクできるかどうか確認するためにプッシュするというようなことがなかったにもかかわらずだ」とサフナウアー。
「少し保守的ではあるが、我々がしなければならないことは、その出発点に戻り、長いシーズンを通して開発を続けていき、昨年やってきたことを継続し、前のグループに追いつくためにマシンを改善していくことだ」
だが、オーストラリアGPでの予選は、エステバン・オコンがQ3に進めず、ピエール・ガスリーは、ウイリアムズに乗るアレクサンダー・アルボンより下の9番手だった。セルジオ・ペレスが走っていないなかでのこの結果からは、サフナウアーが主張する速さが見られたとはいえない。
しかし、レースではまた違うストーリーが展開された。ガスリーは最初の赤旗の後に4番手に浮上、カルロス・サインツに抜かれた後も、すぐ後ろをついていき、その前のルイス・ハミルトンとアロンソからもさほど離されていなかった。
レース中、ピットウォールにいたサフナウアーは、『Sky Sports』からのインタビューにリアルタイムで答えており、好結果を獲得できるという自信を示していた。しかし残り数周でのリスタートでアクシデントが起きた。
リスタート直後、ガスリーはターン1でコース外に出た後、コースに復帰、その際にチームメイトのオコンと接触してしまった。このアクシデントにより、2台がリタイアとなり、アルピーヌはまさかのノーポイントという結果に終わったのだ。
サフナウアーは、『Sky Sports』から、すぐさまこの件についてコメントを求められた。衝撃のアクシデントの直後だったにもかかわらず、彼は非常に冷静かつプロフェッショナルな振る舞いを見せ、ガスリーにはオコンが見えていなかったのだと語った。
レース後、時間がたってからも、サフナウアーはその立場を維持し、ガスリーだけを非難することは避けた。
「ふたりが接触したのは残念だった」とサフナウアーは言う。
「一方を非難するようなことは、正しい行動ではないと思う。我々が取るべき行動は、ここから学ぶことだ。あの時、大きなカオスが発生しており、そのなかで素早い判断を下さなければならなかった」
オーストラリアでアルピーヌは、期待していた結果を出せず、多数のポイントを失うこととなった。そして、最悪のシーズンスタートを切った、ライバルのマクラーレンはダブル入賞を果たし、アルピーヌより上のランキング5位に浮上した。ライバルたちに後れをとってしまったアルピーヌがすぐさまこの状況をできるだけ早く修正しなければならないのは明らかであり、サフナウアーへのプレッシャーが高まっている。
(Chris Medland)
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| 1位 | ジョージ・ラッセル | 25 |
| 2位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 18 |
| 3位 | シャルル・ルクレール | 15 |
| 4位 | ルイス・ハミルトン | 12 |
| 5位 | ランド・ノリス | 10 |
| 6位 | マックス・フェルスタッペン | 8 |
| 7位 | オリバー・ベアマン | 6 |
| 8位 | アービッド・リンドブラッド | 4 |
| 9位 | ガブリエル・ボルトレート | 2 |
| 10位 | ピエール・ガスリー | 1 |
| 1位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 43 |
| 2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 27 |
| 3位 | マクラーレン・マスターカード・フォーミュラ1チーム | 10 |
| 4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 8 |
| 5位 | TGRハースF1チーム | 6 |
| 6位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 4 |
| 7位 | アウディ・レボリュートF1チーム | 2 |
| 8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 1 |
| 9位 | アトラシアン・ウイリアムズF1チーム | 0 |
| 10位 | キャデラックF1チーム | 0 |


