サインツ、悲痛な訴えが届かずポイント圏外に降格に「これほど不公平なペナルティは見たことがない」/F1第3戦
2023年4月2日
2023年F1オーストラリアGP決勝で、フェラーリのカルロス・サインツは4番手でフィニッシュしたが、ペナルティにより12位に降格された。
サインツは、2回目の赤旗後のリスタートで前を行くフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)に接触。アロンソをコースオフさせた。複数のアクシデントが発生したため、すぐに3回目の赤旗が出たのだが、その時点でアロンソは11番手に落ちてしまった。
結局最後のリスタートのスタート順には、その前のリスタートでのポジションが採用されたため、アロンソは3番手からレースに復帰、3位表彰台を獲得した。一方、サインツは5秒のタイムペナルティとペナルティポイント2を科され、ポイント圏外に降格された。
スチュワードは、サインツに対してペナルティを与えた理由を次のように説明した。
「この衝突の責任はすべて55号車にあると、我々は判断した。14号車はターン1で55号車よりはるかに前に位置していた。それにもかかわらず、55号車は14号車に突っ込み、スピンさせ、コースアウトさせた」
「そのため、我々は55号車に5秒のペナルティを科した。誤解を避けるために記すと、この衝突はリスタートの最初のラップに起きたという事実は考慮している。慣例では、リスタート後の最初のラップで起こったインシデントを、スチュワードは比較的寛大に扱う」
「しかしながら、今回のケースでは、1周目のインシデントに相当するものではあるが、55号車には衝突を回避するための十分なギャップがあったにもかかわらず、回避しなかったと判断した」
サインツはペナルティを無線で知らされた際に、チームに対して悲痛な声で次のように訴えていたが、彼の願いは聞き入れられなかった。
「ありえないよ。ポイント圏外になってしまうじゃないか。受け入れられない! 受け入れられないって彼らに伝えてくれ! レースが終わってから、僕と話し合うように言ってほしい。どうか、どうか、どうか、僕と話をするまで待ってほしい。このペナルティは重すぎる。あまりに厳しい」
■カルロス・サインツ(スクーデリア・フェラーリ)
決勝=12位(58周/58周)
5番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ソフト→ソフト
良いスタートを決めて、ミディアムタイヤで自信を持って走っていた。でも不運にも、最初の赤旗が出る直前にピットストップを済ませてしまっていたために、僕は11番手に落ちてしまった。その後、何度かすごいオーバーテイクを決め、堅実なペースを発揮しつつ、うまく挽回を図ることができた。そのことには満足している。
全体的に良いレースだったけれど、ペナルティがすべての努力を台無しにした。このペナルティには同意できない。今感じている悔しさを消化するのは難しい。でも今日得ることができたポジティブなことだけを考えて、次のレースに集中したい。
(レース後に『Sky Sports F1』対して語り)今は話さない方がいいだろうけどね。あまりにがっかりしているから、何か良くないことを言ってしまいそうだ。
今までの人生で見たなかで一番不公平なペナルティだ。スチュワードのところに言って、彼らと話したい。
(autosport web)
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1位 | マックス・フェルスタッペン | 437 |
2位 | ランド・ノリス | 374 |
3位 | シャルル・ルクレール | 356 |
4位 | オスカー・ピアストリ | 292 |
5位 | カルロス・サインツ | 290 |
6位 | ジョージ・ラッセル | 245 |
7位 | ルイス・ハミルトン | 223 |
8位 | セルジオ・ペレス | 152 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 70 |
10位 | ピエール・ガスリー | 42 |
1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 666 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 652 |
3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 589 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 468 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 94 |
6位 | BWTアルピーヌF1チーム | 65 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 58 |
8位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 46 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 17 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 4 |
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