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フェラーリSF-23はポーパシングに苦しんでいないとルクレール「現時点で懸念事項はない」/F1バーレーンテスト2日目
2023年2月25日
シャルル・ルクレールは、フェラーリの2023年型マシン『SF-23』が昨シーズンの序盤にも影響を及ぼしたポーパシングに苦しんでいるとの話を一蹴した。
ポーパシングとは、高速でストレートを走行中にマシンのアンダーフロアと路面の間のダウンフォースが失われてマシンが跳ねてしまう現象だ。このポーパシングが発生してしまうと、マシンのスピードとハンドリングを損なうほか、乗っているドライバーにも悪影響を与えてしまう。
新規定初年度となった2022年は多くのチームがポーパシングの解決に取り組んだが、特にメルセデスは大きな影響を受けていた。そして、現在バーレーン・インターナショナル・サーキットで行われている2023年F1プレシーズンテストにおいて、SF-23が目に見えて跳ねている映像が流れたことから、フェラーリの新車SF-23にポーパシングが再発しているのではないかという懸念が持ち上がった。
しかし、テスト2日目の午後セッションで68周を走行したルクレールは、そのようなことはないと主張した。
ポーパシングに悩まされたかどうか尋ねられたルクレールは「そのことについて僕たちは特に心配していない」と答え、マシンの跳ねについては、チームが極端なセットアップを試しているからだろうと語った。
「2日目はマシンのセットアップに重点を置いて、さまざまなテストを行った。僕たちは熱心に作業をしているから、何かの判断を下すのはまだ時期尚早だ」
「ほぼそのためにテストの初日を使ったんだ」とルクレールは続けた。
「(レースの)週末よりも、大きな規模でいろいろな方向性を試すことがテストの目的だからね」
「初日はポジティブだったよ。これからも日を追うごとにさらにラップを重ねていくし、詳細を調べて微調整を加えていく。現時点で懸念事項はない」
またルクレールは、これまでのあらゆるテストプログラムはチームの期待に応えており、「ポジティブで素晴らしい兆候だ」と付け加えた。
「あらゆることが一致するかどうかを見るために作業を行わなければならなかった。幸運なことにすべてが合致した」とルクレールは語り、テスト2日目では「マシンに少し余裕を持たせ、さらにパフォーマンスを引き出そうとしていたんだ」と続けた。
「明日のテスト最終日に向けてデータを分析して、さらにプッシュを続ける」とルクレールはテスト2日目を総括した。
そして、テスト2日目の午前セッションで70周を走行したチームメイトのカルロス・サインツも、これまでのテスト内容に満足しているようだ。
サインツはテスト2日目について「正直なところ本当に順調だ。最初の2日間で多くのテストをこなすことができたから、かなり満足している」とコメントした。
「信頼性は今回も非常に高く、テストで目標としていたすべてのセットアップを試すことができた。昨年から僕たちはマシンをさまざまな状態に置いてセットアップの限界を探り、そこから多くを学ぶことを目標に掲げていた。昨年はそれができなかったけど、今はできているんだ」
「マシンの限界を探り、パフォーマンスを最大化できる潜在的な領域も見つけているから、明日も優れた仕事を続け、来週の開幕戦に備えることを第一の目標にしたい」
またサインツは、フェラーリの新車SF-23は2022年の『F1-75』と似ていると語った。
「(SF-23は)昨年のマシンの進化形のように感じるね。正直なところ、ドライブする感触がとても似ているんだ」
「マシンとコンセプトは大きくは変わっていない。今は昨年型マシンの優れたベースを維持しながら、弱点の改善に焦点を当てているところだ」

この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています
(autosport web)
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