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HRC/ホンダF1のPU開発責任者に角田哲史氏就任「電動領域を熟成。戦略の幅を増やす」浅木泰昭氏は勇退
2023年2月21日
2月20日、F1の2023年シーズンに向けてHRC Sakuraの取材会がオンラインで行われた。そのなかで、2023年よりF1パワーユニット総責任者に角田哲史(カクダテツシ)氏が就任したことが明らかになった。また、HRC(ホンダ・レーシング)の四輪レース開発部部長を努めてきた浅木泰昭氏が3月末をもって四輪レース開発部部長を辞め、4月末にはホンダを定年退職することも併せて発表された。
取材会の冒頭で浅木氏は、ホンダにおけるこれまでの自身のキャリアを振り返り、2018年にF1プロジェクトに携わり始めた時にはあまり乗り気ではなかったと明かした。しかし、F1で1勝もできずに活動を終えることになってはホンダのDNAが途切れてしまうと考え、SakuraでF1プロジェクトのLPLとマネジメントのトップを兼任する形でF1での活動がスタートしたという。
2018年に浅木氏の活動が始まり、この年からホンダはトロロッソ(現アルファタウリ)にパワーユニット(PU)を供給した。翌年にはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が優勝をもたらし、ブラジルGPではレッドブルとトロロッソの1-2フィニッシュが実現。この時、浅木氏はある期待を抱いたという。
「一番印象深いのは、最終コーナーでトロロッソがメルセデスを加速競争でなんとか振り切って勝ったこと。そういう状況を見て、なんとかパワーでも戦えるんじゃないかと期待したレースでした」

2020年にはピエール・ガスリー(当時アルファタウリ)が優勝したことが印象深いと語ったが、浅木氏は「追いついたんじゃないかと期待していたトップチームに追いついていなかった。相手には余力があったんです。ちょっとがっくりした1年になりました」と振り返る。そこにホンダのF1撤退発表も重なったが、それから新骨格PUの製造に取り組み、2021年に導入。見事フェルスタッペンが最終戦で自身初のタイトルを勝ち取ったのだった。
浅木氏は5年間の活動を振り返るなかで何度か「感慨深い」という言葉を発したが、最後に感慨深い瞬間として挙げたのが、2022年のF1日本GPだ。
「昨年(2022年)はレッドブル・パワートレインズのパワーユニットとして戦ってきましたけど、ホンダの私財権で作っていますから、製造も供給もオペレーションも中心になるのはホンダです。そのなかでホンダのホームレースと言える鈴鹿で1-2フィニッシュをあげて、(フェルスタッペンが)チャンピオンを獲り、私もホンダを支えてきてくれた人を代表してポディウムに立つことができ、非常に感慨深い年でした」
そして最後に、浅木氏は、ホンダやHRCでパワーユニットの開発に取り組む後輩に対し次のような言葉をかけた。
「レースはホンダのDNAだと話しましたが、世界一になったという自信を背景に新しい世界を切り拓いていってほしい。切り拓くには、苦しいことを乗り越えた技術者じゃないとできないことがたくさんあるはずなんです。後輩たちにはすごく期待しています」

そして新たにF1パワーユニット総責任者を務める角田氏は、2023年シーズンに向けて出力を上げる開発は規則上できないが、HRCはそのぶん信頼性の向上に取り組んだと述べた。
「昨年ホモロゲーションしたPUは、どこのPUメーカーもパフォーマンス優先で開発したと思いますが、我々も同様でした。レギュレーションの変更により導入されたE10燃料の影響で、下がるパフォーマンスを少しでも取り返すために全力で開発をしましたが、結果としてエンジン内部の負荷は前年より大きく上がり信頼性は厳しいものとなっていました」
「それにより2022年シーズン中はいくつか問題が顕在化したため、今シーズンに向けてはそれらに対処してきました。さらにトラブルが顕在化している部分を改善するのはもちろんのこと、各部の限界を見極めて、ポテンシャルを最大限に活かして戦略の幅を増やせるよう準備もしてきています」
「また信頼性アップに加え、PUの理解を深めることで制御、エネルギーマネジメントのさらなる最適化にも努めてきました。昨年は明確にアドバンテージがあったと認識している電動領域、特にMGU-Kのデプロイの使い方もより熟成できています。このように我々HRC Sakuraは今シーズンに向けても全力で取り組んで参りましたので、今週からのプレシーズンテストに向けた準備もしっかりできたと考えております」
レッドブルは2022年にフェルスタッペンの連覇、そして悲願のコンストラクターズ選手権制覇という目標を達成したが、それを支えたHRCはさらなる向上を目指してこの冬も作業に取り組んだことだろう。角田氏の言葉からは自信が伺えるが、果たして2023年もレッドブルとHRCは選手権のトップを守ることができるだろうか。またアルファタウリも中団勢のなかで浮上できるのか。2023年シーズンの開幕が楽しみだ。
(autosport web)
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| 3/27(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
| フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
| 3/28(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
| 予選 | 結果 / レポート | |
| 3/29(日) | 決勝 | 結果 / レポート |
| 1位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 72 |
| 2位 | ジョージ・ラッセル | 63 |
| 3位 | シャルル・ルクレール | 49 |
| 4位 | ルイス・ハミルトン | 41 |
| 5位 | ランド・ノリス | 25 |
| 6位 | オスカー・ピアストリ | 21 |
| 7位 | オリバー・ベアマン | 17 |
| 8位 | ピエール・ガスリー | 15 |
| 9位 | マックス・フェルスタッペン | 12 |
| 10位 | リアム・ローソン | 10 |
| 1位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 135 |
| 2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 90 |
| 3位 | マクラーレン・マスターカード・フォーミュラ1チーム | 46 |
| 4位 | TGRハースF1チーム | 18 |
| 5位 | BWTアルピーヌF1チーム | 16 |
| 6位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 16 |
| 7位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 14 |
| 8位 | アウディ・レボリュートF1チーム | 2 |
| 9位 | アトラシアン・ウイリアムズF1チーム | 2 |
| 10位 | キャデラックF1チーム | 0 |


