F1速報

  • 会員登録
  • ログイン

レッドブルF1首脳、コルトン・ハータのアルファタウリ起用について基本合意と発言。スーパーライセンス問題の解決が条件

2022年9月5日

 BBCなど複数のメディアによると、レッドブルのモータースポーツコンサルタント、ヘルムート・マルコが、現在インディカーに参戦するコルトン・ハータを来年アルファタウリに乗せることに関する基本合意が、関係者のなかでなされたと発言したという。ただ、それが実現するには、スーパーライセンス規則における免除をFIAが認める必要がある。レッドブルはアルファタウリのドライバー、ピエール・ガスリーの移籍に関し、アルピーヌと交渉中であり、後任のドライバーを検討している。


 現時点でハータはF1に参戦するためのスーパーライセンスを得るのに必要なライセンスポイントを手にしていない。直近3年間で40ポイントが必要なところ、32ポイントしか獲得していないとされる。だがマルコは、新型コロナウイルス感染症のパンデミック発生時に、これを考慮した特別レギュレーションがあったことを挙げ、特例が認められる可能性があると考えている。ただ、多くのチーム代表が、例外を認めるべきではないとの考えを持っているようだ。


 2020年に承認された特別規則では、スーパーライセンスポイントを獲得できる期間が直近3年から直近4年に延長され、いずれかの3年間に蓄積された最大ポイント数が対象となり、最低30ポイント取得しシングルシーターのカテゴリーで一貫して卓越した運転能力を実証した者で、40ポイントを取得できなかったドライバーについてはFIAが検討し、判断するとされている。


「驚くことに、すべての関係者とチームのなかで、合意に達した」とマルコが、オランダGP後、アメリカの放送局『SiriusXM』の『SpeedCity Broadcasting』にコメントしたとBBCが伝えた。

ヘルムート・マルコとクリスチャン・ホーナー(レッドブル)

「まずは(FIAから)明確な回答を得なければならない。(次の週末のイタリアGPが行われる)モンツァまでに得られるはずだ」


「我々はレギュレーションを調べ、FIAと話し合いをした。Covidを考慮した特別なレギュレーションがある。(4年のなかの)3年を対象にすることができるというものだ」


「従って、何も不合理なことはない。彼はインディカーで7回優勝している。それはグランプリに匹敵すると思うので、彼がスーパーライセンスを得られなければ、それは残念な話だ」


 一方で、FIAのスポークスパーソンは、「私たちはルールに忠実に行動します。例外を認めることはありません」とコメントしている。ただ、彼自身はこの件についてFIAに打診があったことは知らないとして「もしそういう問題が持ち上がっているのであれば、調査します」とも述べている。


 マルコは、ハータの起用が可能になれば、ガスリーの移籍も認められると述べている。一方、ハータを獲得できない限り、ガスリーがアルピーヌに移籍することを認めないと、レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、示唆した。

2022年F1第15戦オランダGP ピエール・ガスリー(アルファタウリ)
2022年F1第15戦オランダGP ピエール・ガスリー(アルファタウリ)

「これはFIAの問題であり、我々は明確化がなされることを求めている。できるだけ早く明確化がなされることを希望する。これがドライバーのメリーゴーラウンドにおいて重要な役割を担っているからだ」


「選択肢が存在しないのであれば、それをきっかけとする他のことが動き出すことはない」


 ハータ起用の可能性についてホーナーは「彼はエキサイティングな才能の持ち主だ。アメリカのなかで突出した才能を持つ若者だ。彼がF1でどのようなパフォーマンスを見せるのか、非常に興味深い。成功を収めたアメリカのドライバーを走らせることは極めて興味深いことだと思う」


「ピエールはアルファタウリで良い仕事をしている。興味深い選択肢がなければ、変更したいとは思わない」


 コルトン・ハータは、インディカー/チャンプカーで活躍したブライアン・ハータの息子で、アメリカ出身22歳。インディカーで7回の優勝経験を持つ。今年はアンドレッティ・オートスポートから参戦している。一方で今年、マクラーレンとテスト契約を結び、7月にはポルティマオで2021年型MCL35Mでのテストを行った。



(autosport web)




レース

5/24(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
5/25(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
5/26(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※モナコGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン169
2位シャルル・ルクレール138
3位ランド・ノリス113
4位カルロス・サインツ108
5位セルジオ・ペレス107
6位オスカー・ピアストリ71
7位ジョージ・ラッセル54
8位ルイス・ハミルトン42
9位フェルナンド・アロンソ33
10位角田裕毅19

チームランキング

※モナコGP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング276
2位スクーデリア・フェラーリ252
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム184
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム96
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム44
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム24
7位マネーグラム・ハースF1チーム7
8位ウイリアムズ・レーシング2
9位BWTアルピーヌF1チーム2
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

レースカレンダー

2024年F1カレンダー
第8戦モナコGP 5/26
第9戦カナダGP 6/9
第10戦スペインGP 6/23
第11戦オーストリアGP 6/30
第12戦イギリスGP 7/7
  • 最新刊
  • F1速報

    Vol.5 第5戦中国GP & 第6戦マイアミGP