ハミルトン「今日分かったことは、ストレートではハースより遅いということ」メルセデス/F1第11戦スプリント
2022年7月10日
2022年F1オーストリアGPの土曜スプリントで、メルセデスのルイス・ハミルトンは8番手、ジョージ・ラッセルは4番手だった。予選で2台がそれぞれクラッシュ、チームはマシンの修復をしてスプリントに臨んだ。ハミルトン車はサバイバルセルの交換が行われ、ラッセル車にはシーズン3基目のギヤボックスが入れられた。いずれもペナルティ対象にはならない。
ラッセルは4番グリッドから全周回でその位置を保ち、4番手でフィニッシュ。ハミルトンはスタート直後にアレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)とピエール・ガスリー(アルファタウリ)の間で行き場がない状態になり、ターン1でガスリーとの接触が起きた。またターン3ではセルジオ・ペレス(レッドブル)と再びアルボンに挟まれ、1周目に11番手に後退した。チームによると、1周目の接触によるダメージか、左フロントブレーキの温度が上がってしまったということだ。マシンは大きな衝撃を受けており、スプリント後にダメージの調査が行われる。
ハミルトンは、アルボンとバルテリ・ボッタス(アルファロメオ)を抜いた後、ケビン・マグヌッセン(ハース)からDRSを得ているミック・シューマッハー(ハース)をなかなかオーバーテイクすることができず、全23周の21周目にようやく前に出たが、それ以上のポジションアップはできなかった。
チームは、スプリントでのマシンのペースに失望を示していた。トト・ウォルフは「スピードの面で、パフォーマンスは期待外れなものだった」と述べている。
「通常はシングルラップ・パフォーマンスよりもレースペースの方が優れているが、それを今日は示せなかった。教訓を得て、明日のグランプリでペースを改善する必要がある」
■ルイス・ハミルトン(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム)
FP2 9番手(1分09秒350:ソフトタイヤ/14周)
スプリント 8番手(9番グリッド/タイヤ:ミディアム)
今日は最後まで走り切ることができたことに感謝している。昨夜と今朝、チームは素晴らしい仕事をしてマシンを修復してくれた。彼らには大変感謝しているし、マシンをほぼ無事に持ち帰ることができてうれしく思っている。
あまり良くないスタートの後、ターン1でピエールが僕の前を横切った。右側にはスペースがたっぷりあるのに、ドライバーたちはどうしてあんなことをするのか理解できない。僕にはどうすることもできなかった。そしてターン3ではウイリアムズとレッドブルとの間で同じことが起きた。僕のマシンは少しダメージを負ったが、少なくとも走り続けることはできた。
その後はひたすら追い上げに徹した。ストレートで他のマシンより遅かったので、DRSトレインから抜け出すのを待ってからでなければ、オーバーテイクすることができなかった。そういうわけでミックを抜くのに何周かかかってしまったんだ。明日はもっと強いレースができることを祈るよ。
(『Sky Sports』に対して語り)今日は特に学んだことはなかった。ただひとつ、僕たちはストレートではハースより遅いということ以外はね。オーバーテイクするにはDRSトレインから抜け出すまで待つしかない。それでも明日はできる限り頑張るよ。
■ジョージ・ラッセル(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム)
FP2 7番手(1分09秒240:ソフトタイヤ/33周)
スプリント 4番手(4番グリッド/タイヤ:ミディアム)
まず、今日マシンを準備してくれたガレージのみんなに感謝したい。チームのみんなの努力のおかげだし、それだけにポイントを獲得できてよかった。パフォーマンス面では、ライバルたちとの差は予想以上に大きかった。23周で13秒差をつけられてしまったから、1周あたりほぼ0.5秒遅れていたことになる。なぜペースを落としてしまったのか、今夜、調査し理解する必要がある。
小さなことで差は生まれる。今日はタイヤのマネジメントが簡単ではなかった。明日はダウンフォース量へのアプローチが重要になってくるだろう。僕たちにやるべきことがあることは間違いない。
(autosport web)
12/6(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
12/7(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
予選 | 結果 / レポート | |
12/8(日) | 決勝 | 結果 / レポート |
1位 | マックス・フェルスタッペン | 437 |
2位 | ランド・ノリス | 374 |
3位 | シャルル・ルクレール | 356 |
4位 | オスカー・ピアストリ | 292 |
5位 | カルロス・サインツ | 290 |
6位 | ジョージ・ラッセル | 245 |
7位 | ルイス・ハミルトン | 223 |
8位 | セルジオ・ペレス | 152 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 70 |
10位 | ピエール・ガスリー | 42 |
1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 666 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 652 |
3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 589 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 468 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 94 |
6位 | BWTアルピーヌF1チーム | 65 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 58 |
8位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 46 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 17 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 4 |
第19戦 | アメリカGP | 10/20 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/27 |
第21戦 | サンパウロGP | 11/3 |
第22戦 | ラスベガスGP | 11/23 |
第23戦 | カタールGP | 12/1 |