F速

  • 会員登録
  • ログイン

【角田裕毅F1第6戦密着】今後のアップデートに向け走行データ収集を重視。初日14番手も「全体としては悪くない」

2022年5月21日

 開幕5戦が終了し、ヨーロッパに戻ってきたF1は6戦目のスペインGPを迎えた。事実上のヨーロッパラウンド開幕戦となるこの1戦に、ライバルチームがこぞってマシンをアップデートしてきた。しかし、アルファタウリはスペインGPに新たな開発パーツを持ち込まなかった。


「そうですね、僕たちは今回、アップデートパーツは持ち込んでいません」


 角田とアルファタウリが戦うことをあきらめたわけではない。現在のバジェットキャップ制がレギュレーションによって定められており、かつてのように莫大な予算をかけた開発ができなくなった。今年は年間1億4、000万ドル(約173億円)と定められており、その範囲内でしか開発を行うことができない。


「だから、ほかのチームにシーズン前半にどんどんアップグレードしてもらって、開発に使えるお金が尽きて、後半アップグレードできないほうが僕たちのようなチームにはいいですね」(角田)


 アルファタウリのような小規模なチームは、これまで予算の関係からシーズン後半はほとんどマシンをアップデートできず、苦しい戦いを強いられることが少なくなかった。しかし、現在は予算が決められているので、シーズンを通して毎回アップデートすることは不可能となった。したがって、限られた予算で開発したパーツをいかに機能させるかが重要となった。

【角田裕毅F1第6戦密着】
ガレージに置かれた角田のマシン。アルファタウリはこのスペインGPにはアップデートパーツを持ち込んでないという


 角田はこう語る。


「僕たちはできるだけ効果的にアップグレードしたほうがいいと考えているので、頻繁に小さなアップグレードを繰り返すよりも、シーズン中に何回かに分けて、まとめてアップグレードする予定です」


 そして、そのために必要なことは「しっかりと走行データを収集して方向性を定めること」だと角田は説く。


 スペインGP初日、フリー走行2回目の結果は14番手だったが、角田に焦りはない。


「ペースとしてはそんなによくないですが、全体としては悪くないです」


 いまは一発のタイムより、いかに走行データを収集するか──フリー走行1回目で28周、2回目も29周した角田。


「まだ初日で、これからもっともっと変わるので、Q3に向けて慎重にクルマを作っていきたいと思います」と言って、エンジニアリングルームへ向かった。

【角田裕毅F1第6戦密着】
2022年F1第6戦スペインGP 角田裕毅(アルファタウリ)



(Masahiro Owari)


レース

9/5(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
9/6(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
9/7(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※イタリアGP終了時点
1位オスカー・ピアストリ324
2位ランド・ノリス293
3位マックス・フェルスタッペン230
4位ジョージ・ラッセル194
5位シャルル・ルクレール163
6位ルイス・ハミルトン117
7位アレクサンダー・アルボン70
8位アンドレア・キミ・アントネッリ66
9位アイザック・ハジャー38
10位ニコ・ヒュルケンベルグ37

チームランキング

※イタリアGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム617
2位スクーデリア・フェラーリHP280
3位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム260
4位オラクル・レッドブル・レーシング239
5位ウイリアムズ・レーシング86
6位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム62
7位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム61
8位ステークF1チーム・キック・ザウバー55
9位マネーグラム・ハースF1チーム44
10位BWTアルピーヌF1チーム20

レースカレンダー

2025年F1カレンダー
第16戦イタリアGP 9/7
第17戦アゼルバイジャンGP 9/21
第18戦シンガポールGP 10/5
第19戦アメリカGP 10/19
第20戦メキシコシティGP 10/26
  • 最新刊
  • F速

    F速 2025年10月号 Vol.4 後半戦展望号