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【角田裕毅F1第4戦密着】1年前のイモラとは見違えるレース結果に。成長の糧は「自信とレースウィークの組み立て」
2022年4月25日
1年前、イモラで角田裕毅(アルファタウリ)はもがいていた。
デビュー2戦目として迎えたエミリア・ロマーニャGPの舞台であるイモラは、角田がF1マシンで最も多くの周回を走り込んだサーキットだった。デビュー戦でいきなり入賞した角田は、2戦目のエミリア・ロマーニャGPでは、さらに多くのポイントを獲ろうと、目標を高く設定しすぎていた。
ところが、フリー走行1回目にトラブルに見舞われたことで、角田のリズムは崩れ、歯車が噛み合わないまま予選に臨み、Q1の最初のアタックで、いつもよりもブレーキングポイントを突っ込みすぎて、クラッシュした。
そのクラッシュによって角田の自信は崩壊し、その後、本来の走りができなくなり、ペースが上げられないレースが続いた。無理をすれば、再びクラッシュ。イモラはその負のスパイラルに陥った忘れられない場所だった。
そのイモラに1年ぶりに帰ってきた角田。しかし、角田にとって1年前の出来事は決して悪夢ではなかった。
「逆にその負のスパイラルがあったからこそ、そこから僕はいろんなことを学び、ドライバーとしてすごく成長できたと思っています。イモラはドライバーとして僕を成長させてくれたグランプリだと、ポジティブにとらえています」
日曜日のレースは、その角田の成長の証を垣間見るような63周となった。
12番手からスタートした角田は「スタート自体は良かった」が、最初のブレーキングとなるタンブレロで10番手スタートのミック・シューマッハー(ハース)に並びかけたとき、「少し追い出されてコースアウトした」(角田)ために、スタートダッシュを結果には結び付けられなかった。
ただし、スタート直後に角田の前方でカルロス・サインツ(フェラーリ)とダニエル・リカルド(マクラーレン)が絡んで、サインツはリタイア。リカルドもピットインして最後尾に下がったため、角田は1周目からポイント圏内となる10番手を走行することになる。
全車インターミディエイトタイヤでスタートした今年のエミリア・ロマーニャGP決勝レース。しかし、スタート時には雨は上がり、路面は徐々に乾いていく。
「できるだけ早くドライタイヤに交換したかったんですが、走行ライン以外はまだ濡れているというコースコンディションだったので、なかなかタイミングが難しかった」
そんなときにひとつ前を走っていたセバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)が上位勢で最初にピットイン。角田も次の周にピットインした。
インターミディエイトからドライ(ミディアム)タイヤに履き替えた角田はピットアウト後、なかなかペースが上がらず、後方を走っていたランス・ストロール(アストンマーティン)から激しいプレッシャーを受け続けた。
「あのときはアンダーステアが強すぎて、ペースが上がりませんでした」と言う角田は、ストロールにオーバーテイクさせる隙を見せず、9番手のポジションを守って、レース終盤を迎えた。
路面がドライアップしていくと、角田のペースは再び上がり、防御から攻撃へと転じる。47周目にケビン・マグヌッセン(ハース)を抜いた角田は、54周目にベッテルもオーバーテイクして、7位でチェッカーフラッグを受けた。それは1年前のイモラのレースで、チームメートのピエール・ガスリーが手にしたポジションだった。何が角田をここまで成長させたのか。角田は言う。
「自信だったり、レースウィークの組み立てかなと思っています」
6点を追加した角田は、ドライバーズ選手権でもガスリーを抜いて12位に浮上した。
(Masahiro Owari)
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4/18(金) | フリー走行1回目 | 22:30〜23:30 |
フリー走行2回目 | 26:00〜27:00 | |
4/19(土) | フリー走行3回目 | 22:30〜23:30 |
予選 | 26:00〜 | |
4/20(日) | 決勝 | 26:00〜 |


1位 | ランド・ノリス | 77 |
2位 | オスカー・ピアストリ | 74 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 69 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 63 |
5位 | シャルル・ルクレール | 32 |
6位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 30 |
7位 | ルイス・ハミルトン | 25 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 18 |
9位 | エステバン・オコン | 14 |
10位 | ランス・ストロール | 10 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 151 |
2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 93 |
3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 71 |
4位 | スクーデリア・フェラーリHP | 57 |
5位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 20 |
6位 | ウイリアムズ・レーシング | 19 |
7位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 10 |
8位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 7 |
9位 | BWTアルピーヌF1チーム | 6 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 6 |

