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ホンダが最後のF1レースへ「タイトル獲得という夢に手が届くまであと一歩。最後まで戦い抜く」と山本MD/F1第22戦
2021年12月10日
ホンダF1最後のレースとなる2021年最終戦アブダビGPに向けて、山本雅史マネージングディレクター、田辺豊治F1テクニカルディレクターがコメントを発表した。
2015年にマクラーレンと組んでF1に復帰したホンダは、2018年にはトロロッソ(現アルファタウリ)、2019年からはレッドブル・レーシングとトロロッソにパワーユニット(PU)を供給してきた。ホンダは2021年末でF1活動を終了することを決め、そのラストイヤーにレッドブル・ホンダは、王者メルセデスとタイトルをかけて最終戦まで激しい戦いを繰り広げている。
山本マネージングディレクターは、アブダビGPを前に、ファンに対する感謝の言葉を述べた。
「いよいよ、今回のアブダビGPでホンダにとってのF1最終戦を迎えます。2015年から7年間戦ってきたプロジェクトの集大成となるレースですので、非常に感慨深いものを感じています。ただ、いまだに今年のタイトル争いは決着しておらず、ライバルのメルセデス・(ルイス・)ハミルトン選手と激しく争っている中でのフィナーレになりますので、最後の最後まで気を抜くことが許されない戦いとなります」
「ホンダとして2015年からF1に復帰したものの、決してスムーズにプロジェクトをスタートできたわけではなく、ここまで多くのアップダウンを経験してきました。それを思うと、最終年にこのように激しくチャンピオンシップを戦えていることを、本当にうれしく感じています。チャンピオンシップ獲得という大きな夢を描き、ここまで一歩一歩戦ってきましたが、どんなときでも我々の夢を信じ、私たちの挑戦を温かい声援とともに後押しいただいたファンの皆さまには、本当に感謝をしています。これまで、たくさんのパワーをいただきました。ありがとうございました」
「そしていよいよ、私たちの夢に手が届くまで、あと一歩というところまで来ています。最後の瞬間に笑えているのか、泣いているのかは分かりませんが、ホンダが持ち続けてきた“チャレンジング・スピリット”とともに、メンバー一同、一丸となってレースに臨む次第です」
「最終戦の舞台となるアブダビの地で、皆さまと一緒に、最後まで夢を追いかけながら戦い抜きたいと思っていますので、チェッカーフラッグの瞬間まで、熱いご声援をいただけますと幸いです」
田辺豊治F1テクニカルディレクターは、両タイトルを獲得するため、決勝の最後の瞬間まで全力でプッシュし続けると述べている。
「今週末はF1 2021シーズンの最終戦、アブダビGPが開催されます」
「今年、アブダビのヤス・マリーナ・サーキットは、オーバーテイクの機会を増やすことを目的としてコースレイアウトに変更が加えられました。一部の低速コーナーやシケインが廃止され、より高速なレイアウトに改修されていますので、エネルギーマネージメントなどへの影響が予想されています。これまでの知見に加えて、新レイアウトでのシミュレーションによる事前検討、さらに実際に走行したデータを迅速に解析して最適化を進めることで、最大限にPUのパフォーマンスを発揮できるようにしていきたいと思います」
「また、今週末は我々ホンダ F1プロジェクトにとっての最終戦、パートナーであるレッドブル・レーシングとスクーデリア・アルファタウリと一緒に戦う最後のレースになります。この最終戦、メルセデスのハミルトン選手と同一ポイントで並ぶレッドブル・レーシングのフェルスタッペン選手は、ドライバーズチャンピオンを賭けた戦いになります。コンストラクターズチャンピオンは、大きくポイント差をつけられていますが、最後まで諦めず、チームとともにチャレンジします」
「ついに最終戦となりましたが、今年は、ここまでチャンピオンシップに挑戦する素晴らしい戦いができていると思います。プロジェクトに関わるすべてのメンバーが『なんとしてもタイトルを獲るんだ』という本当に強い気持ちを持って臨んできました。我々の目標を達成するために、チームとともに最後のゴールを切るまで全力でプッシュを続けます。いつも応援してくださっている皆さんも、最後まで熱い声援をいただけますと幸いです」
(autosport web)
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1位 | オスカー・ピアストリ | 131 |
2位 | ランド・ノリス | 115 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 99 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 93 |
5位 | シャルル・ルクレール | 53 |
6位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 48 |
7位 | ルイス・ハミルトン | 41 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 30 |
9位 | エステバン・オコン | 14 |
10位 | ランス・ストロール | 14 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 246 |
2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 141 |
3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 105 |
4位 | スクーデリア・フェラーリHP | 94 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 37 |
6位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 20 |
7位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 14 |
8位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 8 |
9位 | BWTアルピーヌF1チーム | 7 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 6 |

