F速

  • 会員登録
  • ログイン

F1 Topic:不問に付されたボッタスの走りと、ペナルティに不満をぶちまけたヘルムート・マルコ

2021年12月7日

 2021年F1第21戦サウジアラビアGPのレース後、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)とクリスチャン・ホーナー代表が相次いで、サウジアラビアGPのレースコントロール、およびスチュワードに対して、不満を述べていたが、ヘルムート・マルコも同様だった。同郷のオーストリアのテレビ局のインタビューに答えていたレッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるマルコを待ち、今回のサウジアラビアGPについて、語ってもらった。

F1 Topic
レース後、メディアのインタビューに応じるレッドブルのクリスチャン・ホーナー代表


 マルコもまた「今回のさまざまな裁定に満足していないし、容易に受け入れることはできない」と、不満をぶちまけた。まずマルコが指摘したのは、ルイス・ハミルトン(メルセデス)が主張する37周目のバックストレートでのブレーキテストだ。


「我々のエンジニアは、マックスが常にコンスタントにブレーキをかけていたことを証明できるデータを準備している。マックスはハミルトンにブレーキテストはしていない」


 マルコによれば、追突されたことでフェルスタッペンのリヤタイヤにダメージを受けたため、攻撃的な走りができなくなったという。


 もうひとつマルコが指摘した納得していない裁定は、最初のセーフティカーが導入された10周目に、2番手のバルテリ・ボッタス(メルセデス)がダブルピットストップを成功させるために、少しペースを落としてトップのハミルトンとのギャップを作ったことだ。


「ハミルトンとの間に10車身以上遅れていたように思う。かつてハンガリーGPでは(セバスチャン・)ベッテルが同じような理由でペナルティを受けた」


 しかし、この件は不問に付された。

F1 Topic
ヘルムート・マルコ(レッドブル モータースポーツアドバイザー)


 また、37周目のコースオフで5秒のペナルティを科せられたことも、「最初の赤旗後の再スタートでは、ハミルトンはマックスを押し出したが、それに対してレースコントロールは何も動かなかった。なぜ、我々だけがペナルティを受けたのか。平等性に欠けると感じるのは当然だ。シルバーストーンで起きたこと、ブダペストでやられたことを思い出してほしい。それを忘れてはいけない」とマルコは語った。


 ただし、今回のレースではフェルスタッペンがややアグレッシブすぎた面もなかったわけではない。最終戦に向けて、少し冷静になる必要はあるかと尋ねると、マルコは不機嫌そうな表情でこう答えた。


「なぜ、マックスがクールダウンしなければならないんだい? そんな必要はない」


 最終戦に向けて、フェルスタッペン対ハミルトン、そしてレッドブル・ホンダ対メルセデスはさらにヒートアップしている。

F1 Topic
2021年F1第21戦サウジアラビアGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)



(Masahiro Owari)


レース

6/27(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
6/28(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
6/29(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※オーストリアGP終了時点
1位オスカー・ピアストリ216
2位ランド・ノリス201
3位マックス・フェルスタッペン155
4位ジョージ・ラッセル146
5位シャルル・ルクレール119
6位ルイス・ハミルトン91
7位アンドレア・キミ・アントネッリ63
8位アレクサンダー・アルボン42
9位エステバン・オコン23
10位ニコ・ヒュルケンベルグ22

チームランキング

※オーストリアGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム417
2位スクーデリア・フェラーリHP210
3位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム209
4位オラクル・レッドブル・レーシング162
5位ウイリアムズ・レーシング55
6位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム36
7位マネーグラム・ハースF1チーム29
8位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム28
9位ステークF1チーム・キック・ザウバー26
10位BWTアルピーヌF1チーム11

レースカレンダー

2025年F1カレンダー
第11戦オーストリアGP 6/29
第12戦イギリスGP 7/6
第13戦ベルギーGP 7/27
第14戦ハンガリーGP 8/3
第15戦オランダGP 8/31
  • 最新刊
  • F速

    F速 2025年5月号 Vol.3 日本GP号