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レッドブル・ホンダ密着:ペナルティで失った順位をわずか5周で取り戻すも優勝には届かず。2位で選手権首位を維持
2021年11月22日
2021年F1第20戦カタールGP日曜日のレッドブル・ホンダの戦いは、フォーメーションラップのスタートが切られる午後5時の4時間以上も前から始まっていた。
それは土曜日の予選の最後のアタックで、ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)が縁石でフロントウイングを壊し、タイヤがバーストしてスロー走行した際に出されたダブルイエローフラッグを無視したのではないかということで、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が日曜日の午後1時にスチュワードに召喚されていたからだ。
午後1時23分にスチュワードがいるコントロールタワーから出てきたフェルスタッペン。1週間前のブラジルGPでもフェルスタッペンはスチュワードに呼び出されていたが、そのときとはまるで別人のように表情は非常に厳しかった。
午後3時25分、スチュワードから5グリッド降格と予選の最後のラップを取り消されたフェルスタッペンのスタートポジションは7番手となった。
それに代わって予選4番手から2番手に上がったピエール・ガスリー。レッドブルの姉妹チームであるアルファタウリのガスリーの元に、ヘルムート・マルコ(モータースポーツアドバイザー)が激励にやってきた。レッドブルとしてはガスリーにスタートでライバルのルイス・ハミルトン(メルセデス)の前に出てもらい、ハミルトンの独走を少しでも阻んでほしいところだったに違いない。
スタート直後の1コーナーまでの争いでは一瞬ハミルトンの横に並びかけるが、1コーナーを制したのはハミルトンだった。ただし、7番手スタートのフェルスタッペンもすでにこの段階で5番手まで上がっていた。1周目のコントロールラインを4番手で通過したフェルスタッペンは、3周目にガスリーをかわして3番手へ。5周目にはフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)をオーバーテイクして、2番手まで浮上。早々にペナルティによって下げた順位を取り戻し、トップを走るハミルトンを追う。



17周目にピットインし、タイヤを交換してピットアウトするが、ハミルトンもすぐに反応。ハミルトン相手に7番手からのスタートでは2位になるのが精一杯だった。


レッドブルはレース後には、チーム代表のクリスチャン・ホーナーが、予選でダブルイエローフラッグ無視によって5グリッド降格ペナルティを科せられたことに不満を爆発させ、マーシャルへ暴言を吐いたとして、スチュワードから警告処分を受けた。
カタールGPのレッドブル・ホンダは、コース外では主役だったが、コース上で主役になることはなかった。

(Masahiro Owari)
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| 1位 | ランド・ノリス | 357 |
| 2位 | オスカー・ピアストリ | 356 |
| 3位 | マックス・フェルスタッペン | 321 |
| 4位 | ジョージ・ラッセル | 258 |
| 5位 | シャルル・ルクレール | 210 |
| 6位 | ルイス・ハミルトン | 146 |
| 7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 97 |
| 8位 | アレクサンダー・アルボン | 73 |
| 9位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 41 |
| 10位 | アイザック・ハジャー | 39 |
| 1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 713 |
| 2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 356 |
| 3位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 355 |
| 4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 346 |
| 5位 | ウイリアムズ・レーシング | 111 |
| 6位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 72 |
| 7位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 69 |
| 8位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 62 |
| 9位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 60 |
| 10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 20 |
| 第19戦 | アメリカGP | 10/19 |
| 第20戦 | メキシコシティGP | 10/26 |
| 第21戦 | サンパウロGP | 11/9 |
| 第22戦 | ラスベガスGP | 11/22 |
| 第23戦 | カタールGP | 11/30 |


