ブラジルGP FP1:ハミルトンが首位、角田は最多の33周を走行し11番手。コースの一部では雨も
2021年11月13日
2021年F1第19戦ブラジルGPのフリー走行1回目が行われ、メルセデスのルイス・ハミルトンがトップタイムをマークした。レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは2番手、セルジオ・ペレスは3番手、アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは5番手、角田裕毅は11番手となっている。
今季最後の3連戦の2レース目となるブラジルGP。サンパウロのインテルラゴス・サーキットは変わりやすい天候が特徴のひとつだが、初日は灰色の雲がどんよりと垂れ込めている。FP1の始まる午後12時30分の時点で、気温17度、路面温度32度、セッション中の降水確率は60%と比較的高い。
今年3度目となるスプリント予選が組み込まれているため、この60分間のセッションだけでマシンセッティングを決めなければならない。走り始めはミディアムタイヤとハードタイヤが混在した状態。ウイリアムズのジョージ・ラッセルが開始後10分近くまでコースインを遅らせていたが、その後は順調に周回。貨物の到着遅れによる影響は、いずれのチームもなかったようだ。
序盤はフェルスタッペンが、ミディアムで最速タイムを出す。2番手にはペレス。メルセデス勢は1秒以上遅れてハミルトン、バルテリ・ボッタスの順。ハミルトンは、「フロントが跳ねる」と盛んに訴えている。しかしその症状も何とか治まったようで、開始後15分には2番手まで順位を上げた。だがすぐにペレスに挽回され3番手に。首位フェルスタッペンとの差もコンマ8秒と非常に大きい。
開始後20分ごろから、コースの一部で雨粒が落ちるのが確認された。雨は少し強くなり、開始から27分後にはFIAが「ウエットトラック」を宣言。ただしレインタイヤに履き替えたドライバーはひとりもいない。
セッション中盤を過ぎ、新品ミディアムを履いたシャルル・ルクレール(フェラーリ)が、フェルスタッペンから0.005秒差の2番手に付けた。フェルスタッペンは直後にソフトに履き替えると、1分9秒417のタイムで首位をキープ。他のドライバーも続々とソフトに履き替えて行った。
ソフトでも依然としてレッドブル・ホンダの1-2は変わらず。ただしメルセデスとの差は、コンマ1〜3秒まで縮まった。そして終了9分前、中古ソフトでコースインしたハミルトンが、このセッション初めてトップタイムをマーク。その後もタイムを更新し、最終的に2番手フェルスタッペンに0.367秒の大差を付けてセッションを終えた。
3番手はペレス、4番手ボッタス。2強4台に次ぐ5番手にはガスリーが入って、メキシコに続く好調さをアピールした。6、7番手はカルロス・サインツ、ルクレールのフェラーリ勢。エステバン・オコン、フェルナンド・アロンソのアルピーヌはミディアムで8、9番手の速さを見せており、不気味な存在だ。
角田は11番手。ガスリーにコンマ5秒近い差を付けられたものの、初めてのサーキットで安定した周回を重ね、20台中最多の33周をこなした。
(Kunio Shibata)
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1位 | オスカー・ピアストリ | 186 |
2位 | ランド・ノリス | 176 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 137 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 111 |
5位 | シャルル・ルクレール | 94 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 71 |
7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 48 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 42 |
9位 | アイザック・ハジャー | 21 |
10位 | エステバン・オコン | 20 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 362 |
2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 165 |
3位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 159 |
4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 144 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 54 |
6位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 28 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 26 |
8位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 16 |
9位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 16 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 11 |

