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F1技術解説アメリカGP(3)レッドブルはなぜCOTAでメルセデスに勝てたのか
2021年11月4日
2021年F1第17戦アメリカGPで各チームが走らせたマシンを、F1i.comの技術分野を担当するニコラス・カルペンティエルが観察、印象に残った点について解説する。今回は、メルセデスが圧倒的有利とみられたサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)でレッドブルが見せた強さの秘密を探る。
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レース前の予想とは裏腹に、アメリカGPでのレッドブル・ホンダは素晴らしい戦闘力を発揮した。特にマックス・フェルスタッペンが予選でメルセデスの2台を凌ぐ速さを発揮したのには、大いに驚かされた。
COTAの舗装はイスタンブールよりずっと滑らかな代わりに、路面のバンピーさは悲惨なほどに酷い。ハイレーキコンセプトでリヤの車高が高いRB16Bは、メルセデスのW12に比べてより柔らかいサスペンションセッティングが可能で、その分バンピーな路面や攻撃的な縁石に対応しやすい。そのためターン11から裏ストレートへと立ち上がっていく際のトラクションのかかり方は、レッドブルの方がずっと優れていた。
ダウンフォースをしっかり効かせたRB16Bは、セクター1のターン3〜6の高速S字区間、そして最終区間のターン16〜18の高速複合コーナーでも速かった。
ダウンフォースが十分に効いていたため、タイヤも十分に持たせることができた。これはデグラデーションが非常に大きかった今年のCOTAでは特に有効だった。
リヤタイヤのオーバーヒートに終始苦しんだメルセデスのトラックサイド・エンジニアリングディレクター、アンドリュー・ショブリンは、「この週末のレッドブルマシンのリヤアクスルは、本当に優れていた」と、ライバルを称賛していた。「オーバーヒートだけでなく、リヤが飛び跳ねる症状にも我々は手こずらされた。しかし彼らのリヤは、ぴたりと路面に吸い付いていたよ」。
メルセデスのリヤには予選でのソフトタイヤだけでなく、レースでのミディアムでもオーバーヒート症状が出た。予選Q3ではストレート主体の得意のセクター2で最速区間タイムを出しながら、セクター3で失速している。
一方でバンプでフロアがダメージを受けるのを避けるため、二日目以降は車高を上げざるをえなかった。初日に2台揃って群を抜く速さを見せたのは、本来の低い車高で走ったことも大きかったということだ。
この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています
(翻訳・まとめ 柴田久仁夫)
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12/6(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
12/7(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
予選 | 結果 / レポート | |
12/8(日) | 決勝 | 結果 / レポート |
1位 | マックス・フェルスタッペン | 437 |
2位 | ランド・ノリス | 374 |
3位 | シャルル・ルクレール | 356 |
4位 | オスカー・ピアストリ | 292 |
5位 | カルロス・サインツ | 290 |
6位 | ジョージ・ラッセル | 245 |
7位 | ルイス・ハミルトン | 223 |
8位 | セルジオ・ペレス | 152 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 70 |
10位 | ピエール・ガスリー | 42 |
1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 666 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 652 |
3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 589 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 468 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 94 |
6位 | BWTアルピーヌF1チーム | 65 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 58 |
8位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 46 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 17 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 4 |
第19戦 | アメリカGP | 10/20 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/27 |
第21戦 | サンパウロGP | 11/3 |
第22戦 | ラスベガスGP | 11/23 |
第23戦 | カタールGP | 12/1 |