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ポルシェ、F1参戦について近々決断へ「正しい方向に向かっている」とモータースポーツ部門責任者
2021年11月4日
フォルクスワーゲングループのポルシェとアウディが2026年からF1に参戦する可能性が高まってきているといわれるなか、ポルシェモータースポーツ責任者トーマス・ローデンバッハが、最終決定を近いうちに下すと示唆した。
F1は2026年に新たなパワーユニット(PU)レギュレーションを導入する計画を立てており、その内容によってはF1に参戦することを視野に入れ、ポルシェとアウディはレギュレーションに関する会議に参加してきた。
協議の結果、よりシンプルで低コストなシステムにするため、次世代F1パワーユニットからMGU-H(熱エネルギー回生システム)が廃止される見通しとなった。これにより、フォルクスワーゲングループのF1参戦の可能性が高まったと考えられる。
ポルシェモータースポーツ責任者ローデンバッハは最近、同ブランドのF1参戦について、前向きな発言を行った。
「我々がそれ(F1)について考えていることは秘密ではない」とローデンバッハ。
「FIAと話をしていること、真剣に(F1参戦について)検討していることも秘密ではない。だが、決定はまだ下していない」
「しかし私が知る限り、F1に関して、多くのことが正しい方向に向かっている」
「将来を見据え、各自動車メーカーが発表している、今後販売していきたい電気自動車の割合を見ると、F1が電動化に向けてシフトすることは非常に重要だと、私は考える」
「もちろん、(完全に)バッテリー駆動の電気自動車で、そのフォーマットを実現することはできないのははっきりしている。だが、パワートレインの電気の部分をより一層優先する必要がある。それが重要だ。OEMとしては、モータースポーツにおいて自分たちの存在をアピールしたいわけで、市販車との関連が必要になってくる」
「私が知る限り、FIAはその方向に大きなステップを踏み出した。それが助けになるだろう」
ローデンバッハは、次世代パワーユニット導入に合わせて参戦するかどうかを、近いうちに決断する必要があると語っている。
「ひとつはっきりしているのは、決断を下すのであれば、あまり遅らせることはできないということだ。2025年(2026年)からレースをするためには、ある程度の期間を設けて準備をスタートする必要がある。我々はそういう状況にある」
「この選手権にパワーユニットマニュファクチャラーとして参戦することを真剣に検討する場合、規則の大規模変更を考慮することになる。そうなると、新規参戦をするのは自分たちだけではなくなる」
「PRの価値、ファンベース、広告の価値という面で、他のシリーズと比較してF1が極めて優れていることは明らかだ。そのことに疑問はない」
ポルシェとアウディについては、既存チームを買収、あるいはパワーユニットサプライヤーとして参戦する選択肢について、多数のうわさがささやかれている。
この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています
(autosport web)
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1位 | オスカー・ピアストリ | 131 |
2位 | ランド・ノリス | 115 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 99 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 93 |
5位 | シャルル・ルクレール | 53 |
6位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 48 |
7位 | ルイス・ハミルトン | 41 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 30 |
9位 | エステバン・オコン | 14 |
10位 | ランス・ストロール | 14 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 246 |
2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 141 |
3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 105 |
4位 | スクーデリア・フェラーリHP | 94 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 37 |
6位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 20 |
7位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 14 |
8位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 8 |
9位 | BWTアルピーヌF1チーム | 7 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 6 |

