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正しいタイヤ選択で勝利をつかんだメルセデスF1。ハミルトンへの説得材料はフェルスタッペンのピットイン
2021年9月30日
メルセデスF1チームのトラックサイドエンジニアリング部門責任者アンドリュー・ショブリンは、第15戦ロシアGPでルイス・ハミルトンが勝利をつかむ鍵となったレース終盤のタイヤ選択について説明し、その段階でどのような情報を得て、どうやってハミルトンを説得したかについて明かした。
レース終盤、ハミルトンはマクラーレンのランド・ノリスの後ろ2番手を走行していたが、オーバーテイクは難しく、ノリスの初優勝はほぼ確実とみられた。しかし残り数周で雨が降ったことで、状況が一変した。
ノリスはスリックタイヤでステイアウトして逃げ切ることを目指した。メルセデスはインターミディエイトへの交換を選択、ハミルトンは一度はノリス同様ステイアウトしたいと主張したものの、最終的にはチームの指示に従った。雨はその後、激しくなり、ノリスは大きく順位を落とし、ハミルトンがF1キャリア100勝目を飾ることになった。
ショブリンが、この極めて重要な判断を下す過程について詳しく語った。
「天気予報をうまく読み取ることが鍵になった」とショブリンは言う。
「ご存じのとおり、すべてのチームが同じ気象レーダーを使用している。レーダーから、雨が降ることが分かった。最初は小雨で、その後、激しくなっていくことが分かったのだ。我々はそれに対して反応しようとした」
「その決定を下すにあたり、それを助ける要素もあった。バルテリ(・ボッタス)がポイント圏外にいて、彼には失うものがなかった。そのため、多くのドライバーに先駆けて彼をピットインさせた」
「そして彼のマシンで(インターミディエイト)タイヤがどう機能するかを見て、すぐさまルイスにも同じことをさせることに決めた。その時点でルイスがレースをリードしていなかったことで、そういった決断を下すのは比較的容易だった」
最初、ハミルトンはノリス同様、スリックタイヤでコース上にとどまりたいと考え、チームの指示を無視した。しかしチームはハミルトンを説得することに成功し、それが勝利につながった。ハミルトンを指示に従わせるために、チームは、タイトル争いのライバル、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンの動向を伝えたという。
「ルイスに伝えようと思った重要なポイントは、マックスがピットストップをしたことだった」とショブリンは言う。
「マックスがピットストップしたことで、我々が同じ行動をすることを彼は望んだ。たとえ、それによってランドに対して勝利のドアを開くことになったとしてもだ」
「彼に伝えなければならなかったもうひとつのことは、雨はさらに強くなっていくという我々の考えだ。そのため、ピットインを早くすればするほど有利になった」
「つまり、正しい情報をドライバーに伝えることが極めて重要だった。我々が何をしたいのかは極めて明白だったのだ」
「ドライバーは気象レーダーなどのデータを見ることができない。そのため、チームがその決断を下そうとしている理由を、ドライバーに理解してもらう必要があるのだ」
この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています
(autosport web)
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4/18(金) | フリー走行1回目 | 22:30〜23:30 |
フリー走行2回目 | 26:00〜27:00 | |
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予選 | 26:00〜 | |
4/20(日) | 決勝 | 26:00〜 |


1位 | ランド・ノリス | 77 |
2位 | オスカー・ピアストリ | 74 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 69 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 63 |
5位 | シャルル・ルクレール | 32 |
6位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 30 |
7位 | ルイス・ハミルトン | 25 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 18 |
9位 | エステバン・オコン | 14 |
10位 | ランス・ストロール | 10 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 151 |
2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 93 |
3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 71 |
4位 | スクーデリア・フェラーリHP | 57 |
5位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 20 |
6位 | ウイリアムズ・レーシング | 19 |
7位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 10 |
8位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 7 |
9位 | BWTアルピーヌF1チーム | 6 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 6 |

