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ベッテル「ステイアウトを選んだが、雨が激しくなり窮地に陥った」:アストンマーティン F1第15戦決勝

2021年9月28日

 2021年F1第15戦ロシアGPの決勝レースが行われ、アストンマーティンのランス・ストロールは11位、セバスチャン・ベッテルは12位でレースを終えた。ストロールはピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)と接触したことにより、レース後に10秒のタイムペナルティを科されている。


■アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワン・チーム
ランス・ストロール 決勝=11位

ランス・ストロール(アストンマーティン)
2021年F1第15戦ロシアGP ランス・ストロール(アストンマーティン)

 本当に残念だ。天候の変化によって、好成績と大量得点の大きなチャンスをふいにした。振り返って考えてみると、1周早くピットに入ってインターミディエイトに履き替えていれば、レースの結果は大きく変わったかもしれない。だが、コンディションが変化しつつある中で、そうした判断をするのはいつだって難しいものだ。ステイアウトして、最後までスリックで走り切ろうとしたのは僕自身の判断だから、責任は僕にある。素晴らしいスタートが決まって、最初の数コーナーの本当に楽しいバトルの中で4番手まで上がっていたことを考えると、なおさら残念だね。


 その後、ジョージ(・ラッセル)に対してアンダーカットを試み、それは見事に成功したが、ハードタイヤでの第2スティントは厳しいものになった。前方のクルマがDRSトレイン状態になると、どうしてもタイヤを傷めてしまうし、最後は雨に降られたからだ。コース上はものすごく滑りやすくなっていて、(余裕がなかったので)真横にセバスチャン(・ベッテル)がいることに気づいていなかった。今日のレースから学んで、2週間後のトルコに気持ちを切り替えるよ。


■アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワン・チーム
セバスチャン・ベッテル 決勝=12位

セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)
2021年F1第15戦ロシアGP セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)

 レース序盤に、多くのクルマが列をなしている中で大きく順位を上げるのは難しかった。だが、最後の数周で雨が来た時点で、レースは完全に運任せになった。ピットインしてインターミディエイトに交換すべきかどうか、僕としてはフィフティ・フィフティだと思った。そして、「雨は強くはならないだろう」と考えて、ステイアウトを選んだ。


 ところが、実際にはどんどん激しくなって、窮地に陥ることになったんだ。結局、ピットインしてインターを履かざるをえなくなり、大きく順位を落としてしまった。レース終盤に雨が降った場合、それが大きなチャンスにつながることもあるが、今日は僕らの思ったようにはならなかった。ファンにとっては面白いレースだったと思う。ルイス(・ハミルトン)のグランプリ100勝目達成は、自分のことのようにうれしい。彼にふさわしい偉大な業績だ。



(autosport web)


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