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「完璧な週末ではなかったが、夏休みに向けて必要な好成績」/角田裕毅の海外メディア評 F1第11戦

2021年8月5日

 大荒れのレースとなったF1第11戦ハンガリーGP。アルファタウリ・ホンダの角田裕毅はフリー走行でのクラッシュのあと予選を16番手で終えたものの、決勝ではスタート直後に生じた混乱に乗じてポジションを上げ7位でフィニッシュした。


 さらにレース後、2位のセバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)に暫定的な失格処分が下されたため、角田は自己最高位の6位に繰り上がる可能性もある。波乱のレースで完走を果たし、苦しい週末からポイントを持ち帰った角田。今回も海外メディアの採点とコメントからそのレースを振り返ろう。


 まずは専門サイトF1iは角田に対して採点は7.5点(10点満点中)と高めの採点。しかし今回は高得点を獲得したドライバーが多く、20人のドライバー全体でみると11番目の点数に終わった。


 評価が伸び悩んだ理由は、やはり土曜までの流れの悪さだろうか。角田はFP1でクラッシュを喫するとFP2はほとんど走れず、予選もQ1でノックアウトされ16番手に終わった。F1iはこのことについて「金曜日の朝のアクシデントではっきり明らかになったように、角田は未だに大きなミスを犯しがちだ」とコメントしている。


 F1デビュー以来、フリー走行や予選でのミスが目立っていた角田だけに、今回のクラッシュもも手痛いものだった。しかし、F1iは「日曜日の午後に状況が一変した」ともコメントしており、レースで挽回を見せてシーズン前半戦を良い形で締めくくることができたのは評価ポイントとなった。


 同じく10点満点中の7.5点を角田に与えたのは、イギリスの放送局スカイ・スポーツ。こちらも全ドライバー中12位と、レースでの順位よりも低い評価になってしまった。


「決して完璧な週末ではなかった」と述べるスカイの目は厳しく、レースにおける角田の問題点を指摘する。スカイは「角田はまだチームメイト(のピエール・ガスリー)のような明白なレースペースは持ち合わせていない」と評すると、もし「1周目に4番手に上がり、ニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)を抜ければ表彰台も狙えた」と続けた。


 レース前半で角田はラティフィのペースに付き合う形になり、ピットイン後にはライバルたちの先行を許してしまった。モナコに並んでオーバーテイクが難しいと言われるハンガロリンクでラティフィを追い抜くことが厳しかったのは確かだが、もし序盤でかわすことができればレース結果も変わっていたかもしれない。


 しかし、辛口のスカイも7位フィニッシュという結果には及第点のようで「夏休みに向けて角田にとっては必要な好成績」だと総括した。


 シーズンの折り返し時期にあたる8月のサマーブレイクでは、2022年シーズンの契約に向けた動きが活発化する。ハンガリーGP終了時点では角田の2022年の去就は明かされておらず、このタイミングでの自己最高位獲得は大きな弾みになるはずだ。


 実際、海外メディアの報道からはアルファタウリの来季に向けた動きが聞こえてくる。ドイツのRTLはレッドブルのモータースポーツコンサルタントを務めるヘルムート・マルコにインタビューを行い、来季のドライバーラインナップについて問いかけている。それに対するマルコの答えは「原則としては現在のペアを維持したいと考えている」というもの。


 さらに専門メディアのスピードウィークでは、アルファタウリのフランツ・トスト代表のコメントも報道されている。スピードウィークによれば、トスト代表は「2022年も同じドライバーたちで参戦し続けることを願っている」と前置きした上で「裕毅の代わりが務まるドライバーがいるとは思わない」と語っている。


 もちろんまだ公式発表はなされていないが、一連のコメントは角田の2022年シーズン継続参戦に明るい見通しが立っていることを予感させる。4週間のサマーブレイクが開ける次戦はスパ・フランコルシャンでの第12戦ベルギーGP。角田のF1デビューシーズン後半戦に期待が高まる。

2021年F1第11戦ハンガリーGP 角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)
2021年F1第11戦ハンガリーGP 角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)



(autosport web)


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