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レッドブルF1がハミルトンのペナルティについて再審理を請求。ハンガリー直前の審問が決定

2021年7月28日

 レッドブル・レーシングが、F1第10戦イギリスGP決勝でのルイス・ハミルトン(メルセデス)に対する10秒ペナルティについて、FIAに対し再審理を請求した。ハミルトンはマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)との1周目の接触において、大部分の責任ありと判断され、10秒のタイムペナルティを受けた。


 2台はコプスで接触、フェルスタッペンはコースオフしてバリアに激しくクラッシュ。その場でリタイアした。幸いフェルスタッペン自身にけがはなかったものの、マシンが大破し、チーム代表クリスチャン・ホーナーによると、損害は約180万ドル(約2億円)に上るということだ。


 ハミルトンはレース中に10秒ペナルティを消化した上で、優勝を飾った。


 レッドブル首脳陣は、事故後から一貫して、ハミルトンへのペナルティは軽すぎると主張、FIAに再考させる手段を模索すると述べていた。

2021年F1第10戦イギリスGP クリスチャン・ホーナー(レッドブル・レーシング代表)
2021年F1第10戦イギリスGP クリスチャン・ホーナー(レッドブル・レーシング代表)

 FIAは、ハンガリーGP木曜7月29日16時(中央ヨーロッパ時間)のビデオ会議に出席するよう、レッドブルおよびメルセデスに求める召喚状を発行した。この書類において、レッドブルが23日付けで、再調査請求を行ったことが明らかになっている。


 この審問には、それぞれのチームのチームマネージャーと2名以下の代表者が出席することになる。


 FIA国際スポーツ競技規則では、「決定が下された時点で再審理を求める当事者が入手不可能であった重要かつ関連性のある新たな要素が発見された場合」に、競技者が再審理を請求する権利を認めている。


 レッドブルがこの基準を満たしていなければ、請求自体が却下され、基準が満たされていると判断されれば、調査が行われる。


 最近この権利を行使したのはアルファロメオで、第2戦エミリア・ロマーニャGPでキミ・ライコネンに科された30秒ペナルティについて再審理を請求した。スチュワードは、同チームが調査を行うのに十分な証拠を示したと判断したが、最終的にペナルティは変更されなかった。



(autosport web)


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