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F1イギリスGPでアップデートを投入したメルセデス「レッドブルとの差を多少縮めた」と手応え
2021年7月24日
メルセデスF1のテクニカルディレクターを務めるジェームズ・アリソンは、先週のF1第10戦イギリスGPで導入した空力パッケージのおかげで、最大のライバルであるレッドブル・レーシングとの「差をいくらか詰めることができた」と語った。
メルセデスは、直近の5戦で連勝していたレッドブルの勢いを止めるという強い意志を持ってF1第10戦イギリスGPに臨んだ。昨年のチャンピオンチームであるメルセデスは勢いを取り戻すために、過去にも好結果を出しているシルバーストンでの戦いに頼る一方、さらに重要な要素として、パッケージのアップグレードに2021年型マシン『W12』のパフォーマンス向上への期待を託した。
7月18日(日)に行われた決勝レースの内容はともかく、アリソンとしては、ルイス・ハミルトンの優勝と週末全般に見られたチームのパフォーマンスから、W12の新パッケージは期待どおりだったと考えている。
「我々としてはまずまずの空力パッケージを持ちこむことができた。パフォーマンスは明らかに向上しており、大変満足している」と、アリソンはメルセデスのYouTubeチャンネルにおいて、イギリスGPの報告を行うなかで説明した。
「パフォーマンスが、我々の想定と比べて多少良かったか悪かったかの判断は難しい。古いパッケージと新しいパッケージを、毎回新しいタイヤに交換しながら何度も続けて走り比べるようなテストは不可能だ。この週末でそこまで行う余裕はない」
「それでもある程度の比較は可能だし、実際に行った。マシンにつけた各種センサーを計測して、以前の週末におけるパフォーマンスと今週のパフォーマンスを比べてみた。それを見るかぎり、どの指標でもマシンは非常に良い動きをしている」
「またストップウォッチを見ても、シルバーストンに関して言えば、このレースウイークで我々は前進したことが分かる」
「レッドブルとの差を多少は縮められた。そして、結果としてより競争力のある週末を過ごすことができた。アップグレードによる成果にだいぶ元気づけられて戻ったところだ」
どのF1チームの技術部門も、持てるリソースのほぼすべてを大変重要な2022年型マシン開発に充てている状況下で、アップグレードはまれなことだとアリソンは認めた。
「今後もアップグレードを続けるのかどうかといえば、何度か行う可能性はある。ただし、技術的な取り組みの大部分は開発プログラムに振り向けられる。したがって、大規模なパッケージ導入という意味で、今年はこれが最後になるだろう」と、アリソンは述べた。
「ただし、効率が上がると判断した部分についての微調整は何度か行うことになる。だがそれは、来年に向けて進めているマシン開発に影響を及ぼさない範囲で、ということだ」
イギリスGPで着実にポイントを積み重ねたメルセデスは、F1コンストラクターズ選手権においてレッドブルにわずか4ポイント差まで迫ってきた。また、ハミルトンも、ドライバーズ選手権でトップを行くマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)との差を8ポイントにまで詰めている。
この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています
(autosport web)
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1位 | オスカー・ピアストリ | 186 |
2位 | ランド・ノリス | 176 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 137 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 111 |
5位 | シャルル・ルクレール | 94 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 71 |
7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 48 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 42 |
9位 | アイザック・ハジャー | 21 |
10位 | エステバン・オコン | 20 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 362 |
2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 165 |
3位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 159 |
4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 144 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 54 |
6位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 28 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 26 |
8位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 16 |
9位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 16 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 11 |

