ハミルトン、マシンダメージで1周0.7秒のロス「原因不明。2位を守れず大きな打撃に」メルセデス/F1第9戦
2021年7月5日
2021年F1オーストリアGP決勝で、メルセデスのルイス・ハミルトンは4位、バルテリ・ボッタスは2位だった。
ハミルトンは4番グリッドからミディアムタイヤでスタート、31周目にハード、53周目にハードに交換する2回ストップで走った。4周目にセルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)がコースオフして後退したことで、ハミルトンは3番手に浮上、20周目にランド・ノリス(マクラーレン)を抜いて2番手に上がった。しかし、ターン10の縁石で受けたマシンダメージの影響でダウンフォースが失われ、ペースが低下、ボッタスとノリスに抜かれ、その直後に2度目のピットイン。タイヤ交換とウイング調整を行い、フィニッシュを目指した。
ハミルトンのマシンダメージについて、トラックサイドエンジニアリングディレクターのアンドリュー・ショブリンは、「1回目のピットストップ直前の29周目終わりに、ルイスのボディワークがダメージを負ったようだ」と説明した。
「ダウンフォースの低下により、0.6秒から0.7秒を失った。すべてリヤの影響であり、バランスが悪くなり、スライドすることでリヤタイヤを傷めてしまった」
チーム代表トト・ウォルフは「ルイスはターン10でマシンに損傷を受けた。特に彼が縁石に乗り過ぎたということはないと思うが、パーツが脱落した。何が起きたのかを理解する必要がある」と述べている。
ボッタスは5番グリッドからミディアムタイヤでスタート、30周目にハードに交換する1回ストップで走った。ペレスの後退で4番手に上がり、ノリスがペナルティを受けたためにピットストップで彼の前に出て、ダメージを抱えて走るハミルトンを52周目に抜いて2番手に上がった。
■メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
ルイス・ハミルトン 決勝=4位
望んでいた結果ではないけれど、少なくともいくつかポイントを獲ることはできた。ランドをオーバーテイクする少し前にマシンがダメージを負って、リヤの感触がおかしくなってきた。レースを通して、その状態が悪化していったんだ。それがなければスムーズに2位に入れたと思う。
マックスとの差は大きい。僕たちはマシンを向上させて、毎週末、パフォーマンスを改善していかなければならない。チームは必死に努力している。パフォーマンスを見つけるために、このハードワークを続けていこう。
(レース後の記者会見で語り)今日は大量のポイントを失った。他のドライバーたちと比べて縁石に乗り過ぎるということはないので、どうして壊れたのか分からない。
■メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
バルテリ・ボッタス 決勝=2位
個人的に、2位は先週よりひとつ上だし、それを5番グリッドから獲得したのだから、悪くない週末だったと思っている。純粋なペースでレッドブルとは大きなギャップがあることを考えれば、僕たちチームはそれなりにたくさんのポイントを稼いだと言っていいんじゃないかな。
2位で表彰台に上がれてよかった。今日の状況を最大限に活用したと思うからね。今日はタイヤがとても長持ちしたので、それは驚きだった。
これから2週間ハードワークと学習に努め、シルバーストンに備える。ファンに会えるのが楽しみだよ。ライバルと戦えるよう、ペースを向上させることができるといいね。
(autosport web)
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1位 | オスカー・ピアストリ | 146 |
2位 | ランド・ノリス | 133 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 124 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 99 |
5位 | シャルル・ルクレール | 61 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 53 |
7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 48 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 40 |
9位 | エステバン・オコン | 14 |
10位 | ランス・ストロール | 14 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 279 |
2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 147 |
3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 131 |
4位 | スクーデリア・フェラーリHP | 114 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 51 |
6位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 20 |
7位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 14 |
8位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 10 |
9位 | BWTアルピーヌF1チーム | 7 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 6 |

