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F1 Topic:アゼルバイジャンGPから車検方法が変更に。フレキシブルリヤウイング問題に決着か
2021年6月25日
メルセデスが抗議も辞さないという構えを見せていた、レッドブル・ホンダの使用が噂されたフレキシブルリヤウイング問題。しかし、メルセデスはアゼルバイジャンGPでも、前戦フランスGPでも抗議をしなかった。
その理由は、レッドブル・ホンダのリヤウイングはアゼルバイジャンGPとフランスGPで正式に国際自動車連盟(FIA)の車検に合格していたからだった。
FIAはメルセデスからの指摘を受けて、リヤウイングの車検方法を見直すと発表。その方法とは、水平方向(前方から後方へ)の荷重テストの負荷が750N(ニュートン)から1500Nに引き上げられ、垂直方向(ウイングの両脇部分に上から下へ)の荷重テストの負荷は1000Nから2000Nに引き上げられるというものだった。いずれのテストも荷重をかけた状態で1度以内に収まっていなければならないと規定は同様だ。
当初、車検方法はフランスGPから変更されると言われていた。しかし、実施するタイミングが遅いとメルセデスやマクラーレンが不満の声をあげていた。
ところが、アゼルバイジャンGPでも、フランスGPでも彼らは抗議もしなければ、不満の声もあげなかった。その理由は、リヤウイングの車検方法が、じつはアゼルバイジャンGPから変更されていたからだった。
フランスGPで筆者がFIAに直接確認したところ「新しい車検方法は、6月1日から施行されている。したがって、ステッカーシステムと同様、アゼルバイジャンGPからすでにリヤウイングの新しい車検をスタートしている」ことを明らかにした。
 しかし、この通達はFIAとチーム関係者だけの極秘情報なので、多くのメディアが「フランスGPから変更する」と誤解してしまった。
またフランスGPでは、アゼルバイジャンGPでのタイヤトラブルを受けて、最低内圧を含めたタイヤの管理が見直されたが、それでもレッドブル・ホンダは失速することなく、アゼルバイジャンGP同様、ライバル勢を圧倒した。
フランスGPのレース終了後の車検にも合格したレッドブル・ホンダのクリスチャン・ホーナー代表は、次のように喜びを爆発させた。
「ここ数週間、我々は多くの批判を浴びたが、それらが正しくないことが証明された。我々は100%ルールを遵守している。RB16Bが完全に合法であることを証明したという点でも、フランスGPは完全なる我々の勝利だった」
(Masahiro Owari)
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