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【あなたは何しに?】アルピーヌF1でリザーブを務めるクビアトに、古巣アルファタウリのマシンについて質問
2021年6月15日
第6戦アゼルバイジャンGPのパドックにダニール・クビアトの姿があった。
クビアトは昨年までアルファタウリでレギュラードライバーを務めていたが、シーズン終了後にアルファタウリが角田裕毅の起用を発表し、レギュラードライバーとしてのシートを失った。その後、今年の3月2日にアルピーヌF1チームが2021年型マシン『A521』を発表した際に、リザーブドライバーにダニール・クビアトを起用することを発表。アゼルバイジャンGPには、アルピーヌF1のリザーブドライバーとして参加していた。
今シーズン、クビアトは第3戦ポルトガルGPにも姿を見せていたが、話をする機会がなかったため、取材は2019年アブダビGP以来、今シーズン初めてとなった。
リザーブドライバーは、文字通りレギュラードライバーに何かあった場合の『控え』のドライバーで、レギュラードライバーが事故や体調不良によってレースに参加できないような状況に陥った場合に代役として参加する。F1チームは1レースに2台が参加することを条件に多額のスポンサーマネーを得ているので、事故や体調不良だとしても、レースに1台しか参加できないという状況は極力避けたい。特に昨今のコロナ禍ではそのリスクが高く、リザーブドライバーの価値は高まっている。
それ以外にも、リザーブドライバーはファクトリーでドライビングシミュレーターを使用してのマシンの開発にも大きく貢献している。
「最近は5月にドライビングシミュレーターに乗ったよ。非常に順調で、アルピーヌのマシン開発に貢献したいね」(クビアト)
リザーブドライバーとしての話はこれくらいにして、日本人としてはクビアトに、アルファタウリのマシンの特性についても尋ねてみた。というのも、今年、アルファタウリからデビューした角田が、アルファタウリのアンダーステア傾向のマシンに手こずっているからだ。
「それはセットアップによるから、アルファタウリのマシンが特にアンダーステアが強いというわけではないと思う」とクビアトは前置きしたうえで、こう語った。
「アンダーステアだろうが、オーバーステアだろうが、与えられたマシンでできるだけ限界で走るというのがF1ドライバーの仕事だ。僕はそのマシンで昨年の終盤はチームメートよりも速かったよ」
確かに昨年のラスト2戦の予選では、クビアトはチームメートのピエール・ガスリーを上回る成績を残していた。つまり、クビアトは暗に「自分がシートを失ったのは実力だけが理由ではない」ことと「自分は角田よりもいい仕事をしていた」ということをアピールしたかったのだと思う。
アゼルバイジャンGPが終わったばかりの深夜のバクー国際空港で、再びクビアトとバッタリ。クビアトはモスクワ行きのアエロフロートの搭乗ゲートで搭乗開始を待っていた。
「次はいつグランプリに来るの?」と聞くと、「シルバーストン」とクビアト。そして、こう言った。
「リザーブドライバーは今年だけ。来年はレースに復帰したいね」
スパシーバ!!
(Masahiro Owari)
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1位 | オスカー・ピアストリ | 186 |
2位 | ランド・ノリス | 176 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 137 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 111 |
5位 | シャルル・ルクレール | 94 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 71 |
7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 48 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 42 |
9位 | アイザック・ハジャー | 21 |
10位 | エステバン・オコン | 20 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 362 |
2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 165 |
3位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 159 |
4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 144 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 54 |
6位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 28 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 26 |
8位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 16 |
9位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 16 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 11 |

