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ルノーCEO、前代表アビテブールの離脱を語る「我々の新しい筋書きでは、チームに残ることは難しかった」
2021年4月7日
ルノーのCEOを務めるルカ・デメオは、ルノーF1でマネージングディレクターを務めたシリル・アビテブールの離脱について、彼がアルピーヌに残ることは難しかっただろうと述べた。
2016年のF1復帰以来ルノーの指揮をとっていたアビテブールが、2021年に向けたチーム経営陣の再編成とブランド変更によって追放されたことは驚きだった。『Sky F1』のテッド・クラビッツはバーレーンで、アビテブールが昨シーズンのコンストラクターズ選手権で3位につけることができなかったためにスケープゴートにされたと考えるようになったと語った。
しかしながらデメオによると、アビテブールの離脱は、チームを新たな方向へ導く任務を背負う新経営陣の下で、アルピーヌとして新鮮なスタートを切ることをルノーが望んだために起きたのだという。
「この質問は少々複雑だ」とデメオは『RTL』に語った。
「我々の新たな筋書きでは、(アビテブールを残すことは)困難だっただろう」
「彼らが(ルノーからの)サポートを必要としていたらそれは得られただろう。だが彼らにとって適していたのは遠ざかることだった。現在アルピーヌはルノー・グループの主流戦略に完全に統合されている」
「そのため、機敏な小規模ユニットの一員であると同時に、(グループの)反対側との繋がりも持てる人々が必要なのだ」
アルピーヌF1は現在、マネージングディレクターのマルチン・ブコウスキーと、レーシングディレクターのダビデ・ブリビオのふたりのチームによって運営されている。両名とも、アルピーヌのCEOであるローラン・ロッシの直属だ。ロッシは、ブランドのレースとビジネスの両面を理解していることから、デメオに抜擢された。
「彼はエンジンエンジニアだ。彼は非常に情熱的で、メカニックと仕事をすることを好んでいる」とデメオはロッシについて語った。
またデメオはアビテブールと、元ルノー・スポール・レーシング会長のジェローム・ストールに敬意を評した。
「彼らは2016年に仕事をはじめ、何度かの表彰台を獲得して去っていった。だが我々は前を見ていかねばならない」
この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています
(autosport web)
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