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F1、リバースグリッド案を断念も、土曜スプリントレースについて検討中。2021年中にもテスト実施か
2021年2月6日
F1のCEOに就任したステファノ・ドメニカリが、近い将来リバースグリッドを導入する予定はないと明言、一方で土曜日にスプリントレースを行うという案については協議中であると明かした。近年、F1モータースポーツ担当マネージングディレクターであるロス・ブラウンなどフォーミュラワン・グループの首脳陣たちは、選手権ランキングを逆にしたものをグリッドに採用して予選レースを行うという案に強い関心を示し、少なくとも実験を行うことをチーム側に働きかけてきた。
しかしドメニカリは、2月4日にイタリアメディア対象に行ったビデオ会議において、リバースグリッドを推進するプランはなくなったと発言した。
「リバースグリッドを試すという議論は完全に中止されたと申し上げることができる」とドメニカリ。
「しかし、モーターレーシングの伝統や伝統的なフォーマットを失うことなく、レースを改善できるような新しいアイデアを検討していくことは重要だ。過去には予選フォーマット変更を試して、ひどい目に遭ったことがある。今後はそういったことは避けたい。そのため、リバースグリッドのアイデアは放棄された」
一方ドメニカリは、全チームの賛成を得られれば試してみたいプランがあると発言した。現在チームとの間で土曜日にスプリントレースを行うというアイデアについて協議しているという。
「土曜にスプリントレースを行う可能性について現在検討している。今年のうちに試すことになるかもしれない。その可能性についてチームと話し合いをしている。私の考えでは、実際にうまく機能するかどうか評価するためにテストする価値があるアイデアは、現時点ではこれひとつだ」
このスプリントレースの具体的なフォーマットや実施する価値については、多くの疑問点、不明点がある。スプリントレースのグリッドをどのように決めるのか、スプリントレースの長さ、ピットストップ義務や使用タイヤなどについてだ。また、スプリントレースの結果に応じてポイントを付与するのかどうか、付与する場合のシステムも決めなければならない。
F1チームが全会一致で何かに同意することはめったにないが、もしも2021年中にスプリントレースの実験を1回実施することで合意がなされた場合、どのサーキットを選ぶかが重要になってくる。オーバーテイクが容易なトラックでテストし、ポジティブな感触を得て導入を決定してしまった後、他の多くのオーバーテイクしづらいトラックでは週末を盛り上げるための効果がまるで見られないということにもなりかねない。
少なくともひとつのシーズンの途中で予選やレースのフォーマットを変更することはファンの混乱を招く恐れがあるため避けなければならないというのが、多くの人々の考えだ。そのため、FOMとチームはグランプリウイークエンドの重要なフォーマットに恒久的な変更を加える前に、慎重に行動する必要がある。
(Grandprix.com/autosport web)
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