F速

  • 会員登録
  • ログイン

FIA、メルセデスF1による前例のないタイヤ装着ミスを受け、ペナルティを明確化

2020年12月22日

 FIAは、2020年F1サクヒールGPでメルセデスのピットストップ中に起きたミスを受けて、今後同様の状況が発生した場合の明確な競技規則を定めた。


 サクヒールGP決勝中、メルセデスはジョージ・ラッセルのW11に、バルテリ・ボッタスに割り当てられた2本のフロントタイヤを誤って取り付けてしまった。


 チームはいったんラッセルを送り出した後、正しいタイヤセットを取り付けるためにすぐに彼を呼び戻した。レーススチュワードは前例のない事態にどのような制裁を加えるか議論、9位でフィニッシュしたラッセルの初チャンピオンシップポイントが剥奪されるのかどうか、関係者たちは決定が出るまで待機することになった。


 ラッセルが失格になる可能性もあると考えられていたが、スチュワードはチームがミスを正すために迅速な対応をしたこと、無線のトラブルという理由があったことを考慮して、最終的に2万ユーロ(約250万円)の罰金をメルセデスに科すことを選択した。

2020年F1第16戦サクヒールGP セーフティカーの後に続くジョージ・ラッセル(メルセデス)
2020年F1第16戦サクヒールGP セーフティカーの後に続くジョージ・ラッセル(メルセデス)

 先週末行われた世界モータースポーツ評議会会合の後、今後F1チームがタイヤ使用ミスを犯した場合どのように対処すべきかが、競技規則において明確にされた。


「レース中に仕様の異なるタイヤの組み合わせや、自分に割り当てられていないタイヤを使用したドライバーは、3回以上コースのフィニッシュラインを通過する前にピットに戻り、同じ仕様のタイヤセットに変更しなければならない」と競技規則に記されている。
 3周するまでに正しい仕様のタイヤやタイヤセットに変更しなかったドライバーには、10秒のストップ&ゴー・ペナルティが科される。


 他にも2021年に向けて新たなタイヤルールが設定された。2019年まではマシンごとにタイヤのコンパウンドの内訳をある程度事前に選択することができたが、今シーズンはコロナ禍のなか、ピレリが全車同一の内訳を決めて供給した。2021年もそのルールが維持され、全車にソフトタイヤ8セット、ミディアムタイヤ3セット、ハードタイヤ2セットが各レースウイークで供給されることになった。



この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(autosport web)


レース

5/23(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
5/24(土) フリー走行3回目 19:30〜20:30
予選 23:00〜
5/25(日) 決勝 22:00〜


ドライバーズランキング

※エミリア・ロマーニャGP終了時点
1位オスカー・ピアストリ146
2位ランド・ノリス133
3位マックス・フェルスタッペン124
4位ジョージ・ラッセル99
5位シャルル・ルクレール61
6位ルイス・ハミルトン53
7位アンドレア・キミ・アントネッリ48
8位アレクサンダー・アルボン40
9位エステバン・オコン14
10位ランス・ストロール14

チームランキング

※エミリア・ロマーニャGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム279
2位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム147
3位オラクル・レッドブル・レーシング131
4位スクーデリア・フェラーリHP114
5位ウイリアムズ・レーシング51
6位マネーグラム・ハースF1チーム20
7位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム14
8位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム10
9位BWTアルピーヌF1チーム7
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー6

レースカレンダー

2025年F1カレンダー
第8戦モナコGP 5/25
第9戦スペインGP 6/1
第10戦カナダGP 6/15
第11戦オーストリアGP 6/29
第12戦イギリスGP 7/6
  • 最新刊
  • F速

    F速 2025年5月号 Vol.3 日本GP号