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【気になる一言】惜しくも表彰台を逃したペレス。レッドブルF1代表は来季に向け「候補のひとり」と評価

2020年12月1日

 F1第15戦バーレーンGPのレース後、トップ3ドライバーによるFIAの記者会見が終了した後にレッドブルが開いたクリスチャン・ホーナー代表の会見では、マックス・フェルスタッペンのピットストップ戦略についての質問が集中した。なぜなら、トップ3ドライバーによるFIAの記者会見で、フェルスタッペンが公然とチームが採った戦略を非難したからだ。


 まず、なぜ1回目のピットストップでルイス・ハミルトン(メルセデス)より先にピットストップしなかったかについて、ホーナーはこう説明した。


「第1スティントでは、ピットアウトした後にフリーエア(前方にマシンがいない状態)となる隙間がまだできていなかった」


 ハミルトンが1回目のピットストップを行ったのは19周目。もし、その前にフェルスタッペンがピットインするなら、18周目より前となるが、18周目の段階でピットストップロスとなる25秒後方あたりには6番手のカルロス・サインツJr.(マクラーレン)がいた。つまり、アンダーカットを行おうとハミルトンより先にピットインすると、逆に渋滞に引っかかる可能性があったというのがホーナーの指摘だった。


 レッドブルとしてはオーバーカットも考えていたが、それを成功させるには「今日のメルセデスはタイヤのマネージメントが上手で、我々がオーバーカットを成功させられる隙はなかった」(ホーナー)と言う。

マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
2020年F1第15戦バーレーンGP ミディアムタイヤからハードタイヤに交換したマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)

 もうひとつの疑問は、赤旗中断後の再スタートでハードタイヤを履くという選択肢だ。というのも、フェルスタッペンは新品のハードタイヤを2セット保有しており、新品のハードタイヤが1セットしかなかったハミルトンと異なるタイヤ戦略を採ることができたからだ。


 しかし、それは最初のスタートで2番手のバルテリ・ボッタス(メルセデス)のスタートを見て、リスクが高いと判断したという。


「最初のスタートで我々は3番手から2番手のボッタスをかわすことができたのだが、それは2番グリッドが路面のダーティなサイドだったからだ。赤旗後の再スタートでマックスは2番手からスタートすることなったため、ハードタイヤでスタートすると、より状況が悪化することを心配した」

マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
2020年F1第15戦バーレーンGP 2番手からリスタートしたマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)


 なお、3位に入り、今シーズン2度目の表彰台を獲得したチームメートのアレクサンダー・アルボンについては、「金曜日のクラッシュから、よくリカバーし、今日は本当に力強いレースを見せてくれた」と評価しつつも、珍しくライバルの走りも次のように讃えていた。


「今日のセルジオは最高の仕事をしていた。ドライバーラインアップがどうなるかは、最終戦までわからないが、彼もまた候補のひとりだ」

2020年F1第15戦バーレーンGP アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)が3位を獲得
2020年F1第15戦バーレーンGP アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)が3位を獲得



(Masahiro Owari)


レース

4/11(金) フリー走行1回目 20:30〜21:30
フリー走行2回目 24:00〜25:00
4/12(土) フリー走行3回目 21:30〜22:30
予選 25:00〜
4/13(日) 決勝 24:00〜


ドライバーズランキング

※日本GP終了時点
1位ランド・ノリス62
2位マックス・フェルスタッペン61
3位オスカー・ピアストリ49
4位ジョージ・ラッセル45
5位アンドレア・キミ・アントネッリ30
6位シャルル・ルクレール20
7位アレクサンダー・アルボン18
8位ルイス・ハミルトン15
9位エステバン・オコン10
10位ランス・ストロール10

チームランキング

※日本GP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム111
2位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム75
3位オラクル・レッドブル・レーシング61
4位スクーデリア・フェラーリHP35
5位ウイリアムズ・レーシング19
6位マネーグラム・ハースF1チーム15
7位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム10
8位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム7
9位ステークF1チーム・キック・ザウバー6
10位BWTアルピーヌF1チーム0

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