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アルファタウリ・ホンダF1コラム:ライバルの隙をついて予選トップ10奪取も、戦略ミスで入賞を逃したガスリー
2020年8月13日
2020年F1第5戦70周年記念GPは、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが2020年シーズン初優勝を飾った。姉妹チームのアルファタウリ・ホンダはダニール・クビアトが10位に入賞、ピエール・ガスリーは惜しくも11位とポイント獲得を逃した。
さて今回からは、クビアトとガスリーのふたり、そしてチームのパフォーマンスを10点満点で私的に採点していこう。70周年記念GPでの評価は、以下の通りだ。
【ドライバー】
ピエール・ガスリー 予選7番手/決勝11位
→8/10点満点
ダニール・クビアト 予選16番手/決勝10位
→6/10点満点
【チーム】
スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ
→5/10点満点
このレースで今季初優勝を果たしたレッドブル・ホンダは、メルセデスより劣っていたマシンパフォーマンスを、チーム力、ドライバー力で見事に跳ね返す戦いを見せてくれた。アルファタウリ・ホンダは残念ながらその真逆で、せっかくのドライバーの頑張りが稚拙なチーム戦略で台無しになったレースだったと言える。
予選でのガスリーは、文句なしに素晴らしかった。初日はセッティングが決まらずクビアトの後塵を拝したが、翌日に見事に復調し、今季自己ベストの7番グリッドを獲得した。
現時点でのアルファタウリのマシンパッケージは、メルセデス、レッドブル、レーシングポイントの新トップ3、そしてフェラーリ、マクラーレンに次ぐ6番手の座を、ルノーと争う位置関係にある。つまりまともに一発の速さを競えば、予選でトップ10には入れないということだ。
にもかかわらず今季のガスリーは、ここまでの5戦中3回もQ3進出を果たしている。マシン性能をコンスタントに限界まで引き出せているからこそ、ライバルたちが本来の実力を発揮できない隙を突いてトップ10内のグリッドをもぎ取れるということだ。
今回の予選7番手は、そのなかでも最高の走りだった。このチームでのガスリーの予選ベストは2018年(前身のトロロッソ時代)のバーレーン、ハンガリーでの6番手だが、現在の中団勢争いが2年前よりはるかに過酷になっていることを思えば、今回の予選は彼のキャリアベストとさえ言っていいかもしれない。
レースでも当然、好結果が期待できた。ところが7周目というかなり早いタイミングで、チームはガスリーを呼び戻した。「まだタイヤは全然大丈夫だったし、すごく驚いた」と、レース後のガスリーは語っている。おそらく2台後ろのアルボンが、1周前にピットインしたのに反応したのだろう。
その後は遅いクルマを抜いていく間にタイヤを酷使してしまい、たまらず中盤の23周目に2度目のタイヤ交換へ。そこからチェッカーまで29周を持たせようとすれば、ペースを落とさざるを得ない。この週末のアルファタウリはレースペースもそこそこ速かっただけに、11位完走は本当にもったいない結果だった。
10番グリッドからスタートしたランド・ノリス(マクラーレン)はほぼ3等分のオーソドックスな2回ストップ作戦を敢行し、タイヤの劣化に苦しみながらも9位入賞を果たしている。ガスリーがもし同じ戦略を取っていれば、アルボンには抜かれていたとしても、レーシングポイントの少なくとも1台をかわして7位には入れていたはずだ。
一方16番グリッドのクビアトは、新品のハード、ハード、ミディアムと繋いだ。ガスリーとは対照的に戦略的にも正解だったと思うし、クビアトもしぶといレース運びに終始した。しかし今季のクビアトは、とにかく予選一発が最大の課題だ。トラブルや運転ミスもあって、今季は一度も予選トップ10に入れていない。予選の速さを改善しない限り、レースで何とか入賞までこぎ着けても10位や9位が精いっぱいだろう。
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4/4(金) | フリー走行1回目 | 11:30〜12:30 |
フリー走行2回目 | 15:00〜16:00 | |
4/5(土) | フリー走行3回目 | 11:30〜12:30 |
予選 | 15:00〜 | |
4/6(日) | 決勝 | 14:00〜 |


1位 | ランド・ノリス | 44 |
2位 | マックス・フェルスタッペン | 36 |
3位 | ジョージ・ラッセル | 35 |
4位 | オスカー・ピアストリ | 34 |
5位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 22 |
6位 | アレクサンダー・アルボン | 16 |
7位 | エステバン・オコン | 10 |
8位 | ランス・ストロール | 10 |
9位 | ルイス・ハミルトン | 9 |
10位 | シャルル・ルクレール | 8 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 78 |
2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 57 |
3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 36 |
4位 | ウイリアムズ・レーシング | 17 |
5位 | スクーデリア・フェラーリHP | 17 |
6位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 14 |
7位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 10 |
8位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 6 |
9位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 3 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 0 |

