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ホンダF1田辺TDインタビュー:電気系トラブルの原因は解析中「再発しないよう、万全の手だてを講じている」
2020年7月10日
第1戦オーストリアGPで、電気系トラブルでまさかの2台リタイアを喫したレッドブル・ホンダ。同じレッドブルリンクで今週末第2戦シュタイアーマルクGPが開かれるまで数日間の猶予しかない中、ホンダは原因究明に向けて必死の作業を続けている。
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──開幕戦のトラブルに関して、現時点でわかっていることをお願いします。
田辺豊治テクニカルディレクター(以下、田辺TD):電気系トラブルということで、チームと一緒に解析を進めています。一方でわかっていることに対しては対策を講じて、今週末のレースに臨みます。
──パワーユニット(PU)にダメージはないですか?
田辺TD:はい。最終的な確認は初日フリー走行を待ちますが、基本的にはこのまま行く予定です。
──2台とも電気系トラブルとのことですが、原因はそれぞれ違うということでしょうか。
田辺TD:はい。違います。何らかの原因で電気系が不具合を起こし、走れなくなりました。エンジンが回らなくなりましたが、ただその原因も、出てきた症状も同じではありません。
──各パワーユニットの固体的な問題ではない?
田辺TD:違います。そうであれば、交換しないといけないので。
──再発の恐れがあるのか、気になるところです。再び同じサーキットで走るわけですが。
田辺TD:再発しないよう、万全の手だてを講じています。
──アルファタウリ・ホンダの方にも、同様の対策を施しているのですか?
田辺TD:はい。やっています。
──解析を進めている最中とのことですが、ということは完全には(トラブル原因が)わかっていないのですか?
田辺TD:そうですね。
──若干の不安があるということですね。
田辺TD:はい。ただ金曜からコース上で実際に走る前にも、さらなるデータ解析で究明は進むはずです。
──この辺りが原因かなという目星は、ある程度付いていますか?
田辺TD:何が起こったかは、データ上わかっています。そこから遡って、どの部分の何を確認すべきかを調べて、その作業を詰めているところです。
──何が起こっているのかはわかったけれども、なぜ起きたのかは100%わかっていないと。
田辺TD:そうですね。いろんなことが起きているので、全部わかっているところもあれば、わかっていない部分もある。2台に関して100%かといえば、そうではありません。
──2台のトラブルがまったく別物というところも、解析作業をさらに大変にしている?
田辺TD:そうですね。ひとつよりふたつの方が、大変です。
──今回投入した対策は、絶対に大丈夫といえるものではないのでしょうか。
田辺TD:そこはなかなか複雑で、明日以降レースで走って、シーズンが終わればわかると思います。
──考えられるのは純粋に電気系のトラブル、あるいはプログラム上の問題なのでしょうか。それとも言われているように、縁石の振動の影響が出た可能性も考えられますか?
田辺:縁石の振動に関しては、明らかに因果関係があるとは考えていません。もちろん、まだわかりません。不明なグレーの部分を潰し込んでいる最中ですから。ひょっとしたらそこから何か、出てくるかもしれない。とはいえ現時点では、明らかに縁石のせいだと言えるものは出ていません。
──これまで出たことのないトラブルとレース後に言ってましたが、ということは初投入したスペック1.1で変更した部分に問題があると考えている?
田辺TD:そこも調査中で、何も言えませんね。ただ、そうではないと思ってはいますが、何とも言えません。
──今回、立て続けにレースが開催されるため非常に日数が限られているわけですが、原因究明のための作業としては日本のさくら、イギリスのミルトンキーンズの各ベンチで、同じ仕様のパワーユニットを回してトラブルの解析をしたのでしょうか。
田辺TD:そこはちょっと違います。すでにこれまで最新仕様の耐久、信頼性確認を十分してきたなかで発生していないトラブルですので、トラブルが出た箇所で交換可能な部分に限って、さくらやミルトンキーンズで確認作業を行いました。
──木曜午前中に、対策後のPUを始動させましたか。
田辺:はい。異常は報告されていません。
(Kunio Shibata)
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