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3位のハミルトン「1回ストップで勝つことが可能だった」。チームの戦略に不満示す:メルセデス F1日本GP

2019年10月14日

 2019年F1日本GPで、メルセデスのルイス・ハミルトンは予選4番手(1分27秒302)、決勝3位だった。


 シャルル・ルクレールがアクシデントで後退したことで、序盤に3番手に上がり、2番手のセバスチャン・ベッテル、レースをリードするバルテリ・ボッタスより長い第1スティントをとり、21周目にソフトタイヤからミディアムに交換。前のふたりが2度目のピットストップを行ったことでトップに浮上した。


 最初チームは1回ストップを示唆していたが、後に2回目のストップを指示、ハミルトンは42周目にソフトに交換、ベッテルの後ろ3番手に下がってしまった。すぐ後ろまで近づいたものの結局オーバーテイクすることはできず、ハミルトンは3位どまり。ファステストラップは記録し、1ポイント追加で稼いだ。


 ボッタスが優勝、メルセデスは41点を獲得し、6年連続となるコンストラクターズタイトルを確定させた。また、ドライバーズ選手権においてチャンピオンの権利を残すのはポイントリーダーのハミルトンと2位ボッタスのみとなった。そのため、F1史上初のダブルタイトル6連覇も確定した。

2019年F1第17戦日本GP メルセデスがコンストラクターズタイトル6連覇を達成
2019年F1第17戦日本GP メルセデスがコンストラクターズタイトル6連覇を達成

 ハミルトンはレース中、チームの戦略に不満を示し、「これでレースを失った」「どういうことか説明してくれ」と無線で発言していた。チーム代表トト・ウォルフは、ハミルトンに2回目のピットストップをさせたことについて、難しい判断だったとSky Sportsに対して認めている。
「ルイスを1回ストップで走らせて、最後にバルテリに勝利を返すよう頼むこともできた。だがそれでセバスチャンに負ける可能性があった。だから、彼に新しいタイヤを履かせるという決断を下した。あの時点ではそれが正しいと考えた」


■メルセデス-AMG・ペトロナス・モータースポーツ
ルイス・ハミルトン 決勝=3位
 チームが素晴らしい結果を出すことができたからとてもうれしい。6年連続ダブルタイトルというのは信じられないほどの成果だ。長年のハードワークによってもたらされたものであり、このチームが持つ強さの証明だと思う。自分がメルセデスの歴史の一部であることを心から誇りに思う。ファクトリーで働く全員に感謝したい。


 今日バルテリは勝利に値する素晴らしい仕事をした。おめでとうと言いたい。僕は自分にやれることはすべてやった。今日は1−2の可能性があったと思うから、ミーティングをして、何が完璧ではなかったのかを調べたい。


 残りのレースも楽ではないだろう。フェラーリはストレートラインスピードでアドバンテージがあるから、予選で彼らの上に立つのはかなり難しい。そのためにレースのなかで彼らに勝たなければならないんだ。でも、見ていてくれるファンにとっては面白いレースになるからいいかもしれないね。


 今日はこの歴史的な成功を祝うけれど、明日はまた仕事に戻る。残りのレースで勝ちたいね。


(2回目のピットストップについてSky Sportsに語り)驚きはしなかった。チームが2回ストップを決めた。(最初のピットストップで)ミディアムを装着した時点で、そうなると分かっていた。


 でももっといいガイダンスがあれば、(1回ストップで)走り切れたと思う。タイヤのデグラデーションが大きいから2回ストップで行くと言われた。最初に言われていれば、タイヤを労わって走って、最後まで持たせることができたかもしれない。



(autosport web)


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