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ピレリ「タイヤには厳しいコンディションのなか、見応えのあるバトルが終始展開された」
2019年6月11日
2019 カナダグランプリ 決勝
2019年6月9日、モントリオール
フェラーリのセバスチャン・ベッテルがトップでフィニッシュしましたが、ベッテルには5秒ペナルティーが課されたことから、カナダグランプリの優勝は、メルセデスのルイス・ハミルトンとなりました。トップ4を占めたフェラーリとメルセデスのドライバーは、4位のバルテリ・ボッタスを除き、我々が最速戦略と予測したミディアムからハードへ繋ぐ1ストップ戦略を採りました。
■キーポイント
・近年で最も高温下でのカナダグランプリ決勝となり、スタート時の気温は30度、路面温度は50度を上回っていました。
・ポールポジションからスタートしたベッテルは26周目に、ハミルトンは28周目にそれぞれピットストップを行いました。両ドライバーは、僅差の中で終始トップ争いを繰り広げました。その闘いは、ベッテルに対してレース・スチュワードから課された『アンセーフ・リエントリー』ペナルティーによって決着しました。
・9番グリッドからスタートしたレッドブルのマックス・フェルスタッペンは、ハードタイヤでの長いオープニングスティント後、ミディアムでのファイナルスティントを走行しました。これと同じ戦略を採ったレーシング・ポイントのランス・ストロールは9位を獲得しました。
・高温のコンディションにもかかわらず、1ストップが主流のレースとなりました。注目すべき例外は、メルセデスのバルテリ・ボッタスでした。ボッタスは、終盤にソフトタイヤへ交換する2回目のピットストップを行い、ファステストラップポイントを獲得しました。
・ルノーは、ソフトからハードへと繋ぐ1ストップ戦略で、今シーズン初めてとなる両ドライバー入賞を果たしました。トップ6で4種類の異なる戦略が実行されました。
各コンパウンドのパフォーマンス
・ハード C3:その耐久性が高温下のレースに適応したハードは、全般的に積極的に使用されました。スタートから48周をハードで走行したフェルスタッペンは、4つのポジションアップに成功しました。
・ミディアム C4:ミディアムは、勝利の鍵を握るタイヤとなりました。トップ10グリッド中、ミディアムでスタートしたドライバーが、フィニッシュ時のトップ4を占めました。レースの序盤、高速のペースにもかかわらず、ミディアムのデグラレーションは予測よりも小さいものでした。
・ソフト C5:高温のコンディションがソフトのサーマルデグラデーションを誘発したことから、ソフトでのスティントは比較的短くなりました。終盤にソフトで計測されたファステストラップは、これまでのラップレコードを更新しました。
ピレリ カーレーシング責任者 マリオ・イゾラのコメント
「スタート時の路面温度が52度という非常に高温なコンディション下、両ドライバー合わせて9回のタイトルを獲得している2人のチャンピオンによる見応えある闘いが終始展開されました。今日のコンディションは、明らかにソフトコンパウンドに影響を及ぼしましたが、ミディアムのサーマルデグラデーションは予測よりも小さいものでした」
「全体的に、タイヤはコンディションの厳しさに対応し、大半のドライバーが1ストップを実行しました。ミディアムからハードへ交換する1ストップ戦略が、今日の最適な戦略でした。また、ハードで長いオープニングスティントを走行したマックス・フェルスタッペンとランス・ストロールは、ハードを上手く活用し、価値あるポイントを獲得しました」
■コンパウンド毎のラップタイム上位:
・ハードタイヤ
シャルル・ルクレール:1’14.356
ルイス・ハミルトン:1’14.813
バルテリ・ボッタス:1’14.848
・ミディアムタイヤ
マックス・フェルスタッペン:1’14.767
ランス・ストロール:1’16.043
アントニオ・ジョビナッツィ:1’16.413
・ソフトタイヤ
バルテリ・ボッタス:1’13.078
キミ・ライコネン:1’15.442
ニコ・ヒュルケンベルグ:1’17.150
■最長スティント
・ハードC3:カルロス・サインツ 65Laps
・ミディアムC4:アントニオ・ジョビナッツィ 35Laps
・ソフトC5:ニコ・ヒュルケンベルグ 16Laps
(ピレリ ジャパン プレスリリース)
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1位 | オスカー・ピアストリ | 346 |
2位 | ランド・ノリス | 332 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 306 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 252 |
5位 | シャルル・ルクレール | 192 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 142 |
7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 89 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 73 |
9位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 41 |
10位 | アイザック・ハジャー | 39 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 678 |
2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 341 |
3位 | スクーデリア・フェラーリHP | 334 |
4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 331 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 111 |
6位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 72 |
7位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 69 |
8位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 59 |
9位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 48 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 20 |

第19戦 | アメリカGP | 10/19 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/26 |
第21戦 | サンパウロGP | 11/9 |
第22戦 | ラスベガスGP | 11/22 |
第23戦 | カタールGP | 11/30 |

