F1速報

  • 会員登録
  • ログイン

F1技術解説2018年シーズン前半総括(2):気温によって性能が変化する特殊保護材

2018年8月21日

 2018年シーズンは折り返し点を過ぎ、サマーブレイクも終わりに近づいている。後半戦突入を前に、前半戦で撮影した普段あまり見たことのない写真をもとに、各チームのマシンアップデートや、基本的な技術レギュレーションのおさらいをしてみよう。

■ドライバーを保護する衝撃吸収用保護材の基礎知識

 F1技術レギュレーション第14条6項は、ドライバーの頭部を保護するために周囲3カ所に保護材の装着を義務付けている。そして緊急の際には、それらはひとつのパーツとしてコクピットから外れなければならない。


『コンフォールCF42』と呼ばれるこの特殊保護材は、気温の上下によって性能が変化する。そのため気温30℃以上の場合は青色の保護材、それ以下の場合はピンクの保護材を使うと定められている(写真参照)。


 各チームは同じ保護材を、両足の保護にも使っている(写真参照)。使用の際には、コクピット内部に滑り込ませるように装着する。

気温の上下によって性能が変化する特殊保護材

だんだんと目に馴染んできたコクピット保護システム『ハロ』

 2018年シーズンから導入されたハロは、開幕当初こそファンたちから非難を浴びたが、少しずつその声も収まってきた。もはやまったく気にならない、というのは言い過ぎだとしても、かなり馴染んできたのではないだろうか。


 ハロは現在、FIAから認証された独英伊の3メーカーが製造し、各チームはそのうちのどこから購入してもかまわない。値段は1個、15000ユーロ(約195万円)。車体への取り付けは、チームが責任を持って行う。


コクピット保護システム『ハロ』

■じつはパルクフェルメ中でもできることがある

 パルクフェルメに保管されたマシンには、いっさい手を触れてはいけないと思いがちである。しかしこれには、いくつかの例外が許されている。たとえばここでザウバーのシャルル・ルクレール車に対して行われているような、外から視認できるようなチューブを使ったオイル交換は許可されている。


「ただしパーツ交換は、原則禁止だ」と、フォース・インディアのチーフエンジニア、トム・マクロフは言う。


「もし走行中に破損したパーツがあった場合は、FIAに許可を申請して、全く同じ(仕様の)パーツに交換する。一方で、液体類の出し入れは、比較的自由だ。ブレーキオイルのエア抜きや、燃料補給、オイル交換などはまったく問題なく作業できる」

パルクフェルメ中のルクレール車に厳重注意



この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(Translation:Kunio Shibata)


レース

12/6(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
12/7(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
12/8(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※アブダビGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン437
2位ランド・ノリス374
3位シャルル・ルクレール356
4位オスカー・ピアストリ292
5位カルロス・サインツ290
6位ジョージ・ラッセル245
7位ルイス・ハミルトン223
8位セルジオ・ペレス152
9位フェルナンド・アロンソ70
10位ピエール・ガスリー42

チームランキング

※アブダビGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム666
2位スクーデリア・フェラーリ652
3位オラクル・レッドブル・レーシング589
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム468
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム94
6位BWTアルピーヌF1チーム65
7位マネーグラム・ハースF1チーム58
8位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム46
9位ウイリアムズ・レーシング17
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー4

レースカレンダー

2024年F1カレンダー
第19戦アメリカGP 10/20
第20戦メキシコシティGP 10/27
第21戦サンパウロGP 11/3
第22戦ラスベガスGP 11/23
第23戦カタールGP 12/1
  • 最新刊
  • F1速報

    Rd22 ラスベガス&Rd23 カタール&Rd24 アブダビGP号