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路面の再舗装に否定的なハミルトン。「コースの持つ個性が失われてしまう」と持論を展開

2018年3月5日

 再舗装されたカタロニア・サーキットの新しい路面は、どうやらルイス・ハミルトンのお気に召さなかったようだ。


 先週行われた第1回のテストでは、荒れ模様のコンディションのため、ハミルトンがコースに出た時間は当初の予定よりもはるかに短かった。それでもなお、彼は第1週の最速タイムを記録している。


 気温も路面温度も低く、しかもミディアムタイヤを履いていたにもかかわらず、ハミルトンのベストタイムは1分19秒333だった。彼の2017年スペインGPのポールポジションタイム(1分19秒149)と比べて、その差はコンマ2秒以下でしかない。


 しかし、ハミルトンは、その間に再舗装が行われていることを考えれば、タイムの直接的な比較に意味はないと指摘した。


「率直に言えば、このコースは以前より楽に走れるようになった」と、彼は木曜日に報道陣に語っている。


「過去10年間、このサーキットでドライブしてきたけど、今日が一番楽だった」


 さらに彼は、サーキットは路面が古くなってバンピーになるほど、ドライビングは「より難しく、トリッキーになる」と付け加えた。


「路面に関する限り、もう少し年季が入っているコースの方が好きだよ。コーナリング中にもクルマが揺さぶられたりするから、それに瞬時に対応しながらドライブする必要がある。僕はそういうチャレンジが好きなんだ」


 ハミルトンによれば、なぜ仲間のドライバーたちがレース前のミーティングで、絶えず路面のバンプに文句を言うのか、その理由が分からないという。


「そこにサーキットの個性みたいなものがある。路面を真っ平らにしてしまったら、いくつコーナーがあろうと、どこか物足りない感じになるだろう」


「バンプがあったら、そこを避けて走れればいいし、少しラインをずらしてブレーキングすればいいことだ。そう考えないと、乗り心地優先でクルマをセットアップしなければならなくなる」


「路面をスムーズにすれば、ドライビングは楽になる。バンプを全部なくしてしまうと、バルセロナに限らず、そのコースが持っている個性の多くが失われてしまう」


 つまり、サーキットの所有者が、路面に「いい年齢の重ね方」をさせてくれるのが望ましいと、ハミルトンは言う。


「彼らがどうして(カタロニア・サーキットを)再舗装したのか、詳しい理由は知らない。だけど、一般論としては、再舗装に金を使うのは無駄だと思うよ」


 さらに彼は、趣のある古い住宅を引き合いに出して、こう語った。


「真っさらな新築の家には個性がない。でも、古い家を買おうとしたことがある人なら知っているように、古い家には必ず歴史があり、時間をかけて育まれた個性があるんだ」



この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(Translation:Kenji Mizugaki)


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