F速

  • 会員登録
  • ログイン

メルセデスF1、タイトル争いで優位に立つも「状況は簡単に変化する」と気を引き締める

2017年10月15日

 F1日本GPではフェラーリに決定的な一撃を与えたにも関わらず、メルセデスはチームが自己満足に陥らないよう戒め、目の前の戦いに意識を集中させようとしている。


 ルイス・ハミルトンは、最大のライバルであるセバスチャン・ベッテルに対して現時点で59ポイントと圧倒的な差をつけている。だがチームのトップであるトト・ウォルフは、現在の優位を当たり前のことだとは考えていない。


 ウォルフは、ドイツのSport Bild誌に「ほかの可能性が完全になくなるまでは、確定とは言えないものだ」と語り、さらに以下のように続けた。


「世界選手権を長く戦ってきたが、今季は最も厳しいシーズンのひとつになっている。今シーズンを成功で終わらせるために、あらゆる手を打ち続けなければいけない」


 ウォルフのこうした慎重さは、『W08』が持つやや予測しがたいマシン特性、そしてアジアでの3戦でフェラーリに突然信頼性の問題が生じたことが示唆するように、風向きはいつでも変わり得るという事実に根ざしたものだ。


「我々のマシンは未だに気難しい。そして、直近の3レースでセバスチャンに起きた不運は、状況がいかに簡単に変化してしまうのかを示している」


「レースにおいては予測できないことが常に起こり得るし、(今シーズンは)まだ100ポイント分の戦いが残っているのだ。タイトルを獲るまで手綱を緩めるつもりはない」


 メルセデスのノンエグゼクティブチェアマンであるニキ・ラウダも、チームが慎重であるべきだという点でウォルフと同じように考えている。ラウダはドイツのAuto Motor und Sport誌の取材に対して、以下のように語っている。


「鈴鹿では素晴らしい一歩を進めることができた。だがタイトルはまだ確定していない。それでも今は以前よりは良く、楽な状況になってきたようだ」


 ラウダは、メルセデスがいまだに2017年型『W08』の特性を把握するための取り組みを続けているとも話している。


「今はまだ、全員で答えを探っているところだ」


 ラウダは、メルセデスのマシンはレースをリードしているときに非常に良い走りをする一方、ライバルを追いかけているときにそうした走りができていないと主張した。


「これは我々の空力パッケージに原因がある。この問題を回避するために、我々は先頭を走っている必要があるのだ」



この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(AUTOSPORTweb)


レース

10/25(土) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 7:00〜8:30
10/26(日) フリー走行3回目 2:30〜3:30
予選 6:00〜
10/27(月) 決勝 5:00〜


ドライバーズランキング

※アメリカGP終了時点
1位オスカー・ピアストリ346
2位ランド・ノリス332
3位マックス・フェルスタッペン306
4位ジョージ・ラッセル252
5位シャルル・ルクレール192
6位ルイス・ハミルトン142
7位アンドレア・キミ・アントネッリ89
8位アレクサンダー・アルボン73
9位ニコ・ヒュルケンベルグ41
10位アイザック・ハジャー39

チームランキング

※アメリカGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム678
2位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム341
3位スクーデリア・フェラーリHP334
4位オラクル・レッドブル・レーシング331
5位ウイリアムズ・レーシング111
6位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム72
7位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム69
8位ステークF1チーム・キック・ザウバー59
9位マネーグラム・ハースF1チーム48
10位BWTアルピーヌF1チーム20

レースカレンダー

2025年F1カレンダー
第19戦アメリカGP 10/19
第20戦メキシコシティGP 10/26
第21戦サンパウロGP 11/9
第22戦ラスベガスGP 11/22
第23戦カタールGP 11/30
  • 最新刊
  • F速

    F速 2025年10月号 Vol.4 後半戦展望号