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F1 Topic:メルセデスがカーフューを破って深夜作業、コース外でもしのぎを削るスタッフたち

2017年5月14日

 現在のF1では、カーフューと呼ばれる労働制限時間が設けられている。かつては徹夜でメカニックがセットアップ変更を行っていた時代もあったが、加熱する競争を抑制させる一環として、現在では夜間にサーキットで仕事することは許されていない。


 F1スペインGPの金曜日の場合、深夜0時から土曜日の朝8時までは仕事をしてはいけないというルールになっていて、マーケティングやケータリング関係の一部のスタッフを除いて、メカニックはもちろんエンジニアもパドック内でコンピュータを使用した仕事をすることは許されない。


 だが金曜日の深夜、自分の仕事を終えてメディアセンターを出ると、数メートル向かい側に設置されているトランスポーター(大型のトラック)から、メルセデスAMGのエンジニアが、ぞろぞろと数人出てきて、ガレージの中へ消えていった。時計の針はもうすぐ深夜0時になろうとしている。しかし、彼らは一向にパドックから出ようとはしていなかった。


 じつはメルセデスAMGは金曜日の夜に、ボッタスのパワーユニットの電気系トラブルに見舞われ、その修復作業に追われていたのである。メルセデスAMGのスタッフによれば、メカニックとエンジニアがサーキットを出たのは午前2時。しかし、作業はそれでも終わっておらず、午前5時に再びサーキットに戻って、修復作業を続けたという。


 結局トラブルは解決できず、バルテリ・ボッタスはスペインGPにワークスのメルセデスAMGだけが投入したステージ2と呼ばれる新しいICE、ターボ、MGU-H、MGU-Kを、土曜日以降も使用することを断念。ロシアGPまで使用していたステージ1に戻して週末を戦うことになった。


 ただし、シーズン中4回までカーフューを破ることが許されているので、カーフューを破ったことに対するチームへのおとがめはなかった。


 前戦ロシアGPでは、フェラーリもライコネンのエンジンにセンサートラブルがあり、カーフューを破っている。メルセデスAMG対フェラーリの戦いはコース上だけでなく、コース外の深夜の作業でもしのぎを削っている。

ロシアGPの金曜日の夜にカーフューを破る瞬間のフェラーリのスタッフ
ロシアGPの金曜日の夜にカーフューを破る瞬間のフェラーリのスタッフ



(Masahiro Owari)




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