F1速報

  • 会員登録
  • ログイン

来季F1に導入予定の頭部保護デバイス、ドライバーの意見が不要派、ハロ派、シールド派に分かれる

2017年4月28日

 F1の新たなコクピット保護デバイスには、ハロではなく“シールド”案が優先的に検討されることになった。ルノーのジョリオン・パーマーは、ドライバーたちの意見は「かなり割れている」と話しており、数人のドライバーがそれぞれの考えを述べている。


 頭部保護デバイスのハロについては、2018年からの導入を想定して、2016年シーズンの間に多くの議論が行われてきた。しかし、最近パリで行なわれたストラテジーグループとF1委員会の会合において新たにシールド案が提示され、これがハロに代わる優先オプションとして採用されたのである。


 この判断については、ドライバーからもさまざまな意見が出ているとパーマーは言う。いずれかのデバイス案を推すドライバーもいれば、頭部保護デバイスはまったくない方が良いというドライバーもいるとのことだ。


「ドライバーたちの一致した見解はない。一致していると考える人もいるようだけど、そうではない」


「意見はかなり割れている。何もいらないという人もいれば、シールド案が良いという人もいる。やっぱりハロでいきたいという人もいる。ドライバーたちの真のコンセンサスは取れていない。そう考える人がいたとしてもだ」


 パーマーは昨年、ハロ導入に反対の声をあげている。シールドの方が「見た目が悪くない」としながらも、彼自身は現状のままで何も変えないのが望ましいと主張する。


「僕の考え方は変わってないよ。F1は今のままで十分に安全だと思っている。正直に言うと、もしドライバーたちが自分の安全に不安を抱えていたら、レースをしていないと思うんだ。でも全員が、いまも走っている」


「フェルナンド(アロンソ)は、F1よりもずっと危険なインディ500に参戦する。彼が(安全性を)どう認識しているかが、わかる話だ。僕は(保護デバイスは)不要だと思う」


 頭部保護デバイス導入に賛成するドライバーの間では、シールドがハロより良いかどうかについての見解が分かれている。


 メルセデスF1のバルテリ・ボッタスは、シールドを「一歩前進」と評価する。またチームメイトのルイス・ハミルトンもこれを「改善」だとしたうえで、「いままで出た選択肢の中ではより良い案に見える」と付け加えた。


 フェリペ・マッサとマーカス・エリクソンはハロ案の支持者であり、シールドは案としては後退だと考える。「どちらが良いかと聞かれれば、シールドは見た目が美しくて良いけど、安全性の点でやや劣る。僕にとって一番重要なのは安全性なんだ」とマッサ。


 エリクソンはハロを装着したマシンでテストを行った際に「特に悪い点は感じなかった」とし、次のように語った。


「みんな知っているとおり、これは僕たちドライバーを最もしっかりと保護してくれるものだ。だから僕はやっぱりハロを支持する」


「ドライバーやF1関係者の間でも、何が進むべき方向としてベストなのかについて、さまざまな意見があるのはわかっている。僕はハロでいくべきだと思う。ハロならオープンホイールのままでいられるからだ」


「外観として最も格好いいものとは言えないが、少し時間をかければ、もっと良くなれると思う」


 新デバイスについては、2017年シーズン後半にコース上で実走テストが行われる予定だ。



(AUTOSPORTweb)

この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています




レース

7/5(金) フリー走行1回目 20:30〜21:30
フリー走行2回目 24:00〜25:00
7/6(土) フリー走行3回目 19:30〜20:30
予選 23:00〜
7/7(日) 決勝 23:00〜


ドライバーズランキング

※オーストリアGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン237
2位ランド・ノリス156
3位シャルル・ルクレール150
4位カルロス・サインツ135
5位セルジオ・ペレス118
6位オスカー・ピアストリ112
7位ジョージ・ラッセル111
8位ルイス・ハミルトン85
9位フェルナンド・アロンソ41
10位角田裕毅19

チームランキング

※オーストリアGP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング355
2位スクーデリア・フェラーリ291
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム268
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム196
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム58
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム30
7位マネーグラム・ハースF1チーム19
8位BWTアルピーヌF1チーム9
9位ウイリアムズ・レーシング2
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

レースカレンダー

2024年F1カレンダー
第12戦イギリスGP 7/7
第13戦ハンガリーGP 7/21
第14戦ベルギーGP 7/28
第15戦オランダGP 8/25
第16戦イタリアGP 9/1
  • 最新刊
  • F1速報

    Vol.6 第7戦エミリア・ロマーニャGP & 第8戦モナコGP & 第9戦カナダGP号