F1速報

  • 会員登録
  • ログイン

F速分析:勝負の鍵はベッテルが握っていた

2014年8月25日

 相手は違えど、アロンソも先行車に前を阻まれ、上位進出を逃したひとり。アロンソは最初のピットストップをリカルドと同じタイミングで行いますが、ペナルティ(フォーメーションラップ開始15秒前までにメカニックはグリッドから離れなければならないが、エンジンスターターのバッテリートラブルでこれに遅れてしまい、5秒ストップのペナルティを課せられた)を消化したためにケビン・マグヌッセンの後ろでコースに復帰します。しかしアロンソは、マグヌッセンを抜くことができず……最終スティントでも再びマグヌッセンに行く手を阻まれ、終盤にはベッテルとジェンソン・バトンにもポジションを奪われてしまいます。結局、8番手(マグヌッセンのペナルティにより7位で確定)でチェッカーを受けました。ただ、もしアロンソがペナルティを受けていなければ、マグヌッセンに捉まることもなく、最終盤にはライコネンと4位を争うことも可能だったはず。惜しいポイントを逃しました。

 ロズベルグとボッタスというふたりの強力なライバルを、ベッテルが長期間にわたって押さえたことで、すべてがリカルドにとって都合良く展開し、ハンガリーGPに続いて連勝。ベッテルはリカルドに対して、絶好のアシストを送ったという格好です。これが戦略だったのかどうかは分かりませんが……。とはいえ、ライバルに綻びが見えた時、確実に勝利を掴んでくるレッドブルには、さすが4連覇中のチャンピオンチームとも言うべき風格があります。

 ところで、“パワーユニットのライフを労るため”にリタイアしてしまったハミルトンですが、彼の選択は正しかったのでしょうか? レース中盤、映像では1コーナーを片手運転でクリアする場面などが映されており、「ちょっと気が抜けているんじゃないか?」と思う場面も多々ありました。ただ、ハミルトンの最初のピットイン後のペースは、トップとほとんど変わらないもの。もしそのまま最後まで諦めることなく走り切っていれば、アロンソを抜いて7位という可能性もあったように思えてなりません。このポイントが、今年のチャンピオンシップ争いに影響してこなければいいのですが……。

(F1速報)





レース

7/5(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
7/6(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
7/7(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※オーストリアGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン237
2位ランド・ノリス156
3位シャルル・ルクレール150
4位カルロス・サインツ135
5位セルジオ・ペレス118
6位オスカー・ピアストリ112
7位ジョージ・ラッセル111
8位ルイス・ハミルトン85
9位フェルナンド・アロンソ41
10位角田裕毅19

チームランキング

※オーストリアGP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング355
2位スクーデリア・フェラーリ291
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム268
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム196
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム58
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム30
7位マネーグラム・ハースF1チーム19
8位BWTアルピーヌF1チーム9
9位ウイリアムズ・レーシング2
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

レースカレンダー

2024年F1カレンダー
第12戦イギリスGP 7/7
第13戦ハンガリーGP 7/21
第14戦ベルギーGP 7/28
第15戦オランダGP 8/25
第16戦イタリアGP 9/1
  • 最新刊
  • F1速報

    Vol.6 第7戦エミリア・ロマーニャGP & 第8戦モナコGP & 第9戦カナダGP号