ホンダ密着:ポイントは逃すも、高速市街地で予想以上の“善戦”
2016年6月20日
ただし、レースではストレートエンドでのスピードを重視したツケにも苦しめられた。最高速を上げようと、ダウンフォースを削ったために、リアタイヤが滑りやすくなり、1ストップ作戦を諦めて2ストップでレースを戦わなければならなくなったのだ。
「レース前の段階で、基本は2ストップでした。金曜日のフリー走行では、スーパーソフトはアタックラップの途中で、タイヤがタレてしまうほどデグラデーションがひどかったですから。もちろん、1ストップも念頭に置いていましたが、日曜日は路面温度が高く、スーパーソフトのデグラデーションが予想していたよりも大きくなり、ラップタイムが落ち始めたので、やはり2ストップで行こうということになりました」
しかし、残念ながらアロンソは42周目にシフトチェンジができなくなり、ピットに帰還してリタイア。バトンは入賞まであと一歩という11位にとどまった。それでも、長谷川総責任者はうつむくことはなかった。
「ポイントは取れませんでしたが、燃費的にも、ストレートスピード的にも、もう少し厳しい戦いを想定していたので、きちんと戦って11位でフィニッシュできたことは、私たちにとって勇気付けられる結果です。ここでしっかりと戦えたので、オーストリアでも自信を持って戦いたい」
今年の夏の高速ラウンドは、昨年とは違うホンダの戦いが見られるかもしれない。
(Text : Masahiro Owari)
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※カナダGP終了時点
1位 | マックス・フェルスタッペン | 194 |
2位 | シャルル・ルクレール | 138 |
3位 | ランド・ノリス | 131 |
4位 | カルロス・サインツ | 108 |
5位 | セルジオ・ペレス | 107 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 81 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 69 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 55 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
※カナダGP終了時点
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 301 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 252 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 212 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 124 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 28 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 7 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 5 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |