F速

  • 会員登録
  • ログイン

毒舌パドック裏話:FIAに同情する日がくるとは……

2016年6月26日

 ちょっと毒舌なF1ジャーナリストがお届けするF1の裏話。カナダ&ヨーロッパGP編です。

-------------------

 カナダGPの舞台、ジル・ビルヌーブ・サーキットは、セント・ローレンス川のノートルダム島に位置するサーキット。船が並んでいる景色が見えるという点では前戦モナコと同じだが、その雰囲気は対照的。モナコの海には超金持ちが所有する最新式のおもちゃが浮かんでいるのに対し、カナダで目に入るのは、錆のついたコンテナや釣り船といった業務用の地味なものばかりなのだ。
 そんな具合に、モナコとはあらゆる面で性格が正反対のモントリオールだが、どちらも訪れるのが楽しみな街であることには変わりない。

XPB Images

 カナダのビッグニュースといえば、ハイネケンとFOMの契約発表。バーニー・エクレストンが、火葬されるまでは引退しないと宣言したに等しい出来事だ。

 その日のモントリオールはかなり寒くて、持ってきた衣類をすべて身につけないと耐えられないほどだった。しかし発表会が開催されたホスピタリティーは、メディアセンターよりもさらに寒かった。予想外の寒波に見舞われ、全世界のメディア史上初めての出来事が起こった。なんと、ジャーナリストたちが無料で振る舞われるビールを断ったのだ! ハイネケンがトマトスープを提供してくれていたら大歓迎だったんだがね。

 チーム関係者やF1界の重鎮が招待され、我々ジャーナリストも出席したハイネケンの発表会を、FIAは欠席していた。安全運転キャンペーンを積極的に行っているFIAだが、F1でのアルコール広告について、ヨーロッパ・アルコールポリシーアライアンスから昨年批判を受けた。だがFIAは同情に値する(そんなことは初めてかもしれない)。F1での金の稼ぎ方に発言権がないのだし、アルコール広告への批判は、ナイフは人を刺す道具だと言って料理番組でナイフを使ったシェフを叱るようなものではないか。

■完全に想定外
 お次はバクーの話題。

…記事の続きは会員登録後閲覧できます。

※こちらの記事は一般&プレミアム会員専用のコンテンツとなります。
一般+プレミアム会員一括登録
※会員登録後、本文記事が表示されない場合、ページの更新をお試しください。

レース

7/4(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
7/5(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
7/6(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※イギリスGP終了時点
1位オスカー・ピアストリ234
2位ランド・ノリス226
3位マックス・フェルスタッペン165
4位ジョージ・ラッセル147
5位シャルル・ルクレール119
6位ルイス・ハミルトン103
7位アンドレア・キミ・アントネッリ63
8位アレクサンダー・アルボン46
9位ニコ・ヒュルケンベルグ37
10位エステバン・オコン23

チームランキング

※イギリスGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム460
2位スクーデリア・フェラーリHP222
3位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム210
4位オラクル・レッドブル・レーシング172
5位ウイリアムズ・レーシング59
6位ステークF1チーム・キック・ザウバー41
7位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム36
8位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム36
9位マネーグラム・ハースF1チーム29
10位BWTアルピーヌF1チーム19

レースカレンダー

2025年F1カレンダー
第12戦イギリスGP 7/6
第13戦ベルギーGP 7/27
第14戦ハンガリーGP 8/3
第15戦オランダGP 8/31
第16戦イタリアGP 9/7
  • 最新刊
  • F速

    F速 2025年5月号 Vol.3 日本GP号