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GP直送:「男らしい」ブリスター大量発生の理由

2014年11月12日

 インテルラゴスは左回りのサーキット。左コーナーが多いインテルラゴスで、概ねブリスターが右フロントにできたのは、そういう理由からだった。右フロントにも発生していたドライバーがいたが、これは左コーナーで右側へスライドする際、キャンバーがついたタイヤ内側だけが異常発熱を起こしたためだと考えられる。

 しかし、ここでもうひとつの疑問が生まれる。なぜリヤではなく、フロントだけに発生したのかという疑問だ。かつてブリヂストンでタイヤを開発していた経験があるマクラーレンの今井エンジニアによれば「リヤタイヤはブリスターが起きる前にゴムが磨耗してなくなってしまうから」だと言う。ブリスターは、タイヤのコンパウンドが、内部に気泡ができるくらい厚みが残っていなければ発生しない。また、磨耗すればタイヤのゴムそのものの動きが抑えられるため、ゴム内部の温度が上がりにくく、ブリスターは発生しなくなる。レース序盤に多く見られたのは燃料搭載量の関係で、燃料が軽くなれば、そのぶんタイヤへの負荷が下がるので、ブリスターも発生しにくくなるというわけだ。

 ブリスターが起きたタイヤは、ピレリのテクニカルセンターへ運ばれ、検査されるため、表面をガムテープで覆うのだが、表面が穴だらけの場合、ガムテープの付着面積も小さくなるためテープが剥がれて落ちてしまうこともある。ブラジルGPで発生したブリスターは、それくらい「男らしかった」のである。

(尾張正博)





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