【決勝無線】弱気を振り払い、力を出し切った王者
2014年9月24日
「できるだけこのタイヤでプッシュして、残り12周だけオプションで走ろうよ」
これまで何度も戦略の拙さでタイヤをダメにし、リカルドに先行を許してきた苦い経験が頭をよぎる。だからベッテルは古いタイヤで走り切るのではなく、最後にフレッシュなタイヤに履き替える作戦を採りたがったのだ。
しかし、セーフティカーで後続との差は詰まっている。ピットインに要する27秒を稼ぎ出すのは難しそうだった。
「後ろも何台か同じ(最後まで走り切る)戦略をやろうとしているんだ。ピットインしたら、かなりの台数を抜かなければならなくなる」
ロッキーに説得されるかたちで、ベッテルは作戦を受け入れた。だが、その時点では成功するか半信半疑だったという。
「後ろのみんなよりも古いタイヤで27秒のリードを作るのは難しいとわかっていたから、ベストな結果を手に入れるためには最後まで走り切るしかなかった。正直言って、僕はできるかどうか自信がなかった。その前のスティントの摩耗から考えるとね」
しかし、土曜夜の豪雨でグリーンになっていた路面は、レースが進むにつれて急激にコンディションが向上。タイヤの摩耗レートはそれに呼応して良くなっていったのだ。
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※オーストリアGP終了時点
1位 | マックス・フェルスタッペン | 237 |
2位 | ランド・ノリス | 156 |
3位 | シャルル・ルクレール | 150 |
4位 | カルロス・サインツ | 135 |
5位 | セルジオ・ペレス | 118 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 112 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 111 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 85 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
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※オーストリアGP終了時点
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 355 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 291 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 268 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 196 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 30 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 19 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 9 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
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