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【GPメソッド】シンガポールの夜のリスクが攻撃を誘う

2014年9月17日

 一方で、週末全体を“エンターテイメント”として楽しめるグランプリを実現するため、F1関係者が背負う負担はとても大きい。高温多湿の気候は、ドライバーだけでなく夜を徹して作業を続けるメカニックたちの体力を消耗する。汗にまみれ“ドロドロ”になった状態で朝まで作業を続けた後は、熱帯の太陽の下を延々、徒歩でホテルまで戻る――全チームがパドック近くの宿泊料金に耐えられるわけではないのだ。立地上、パドック近くの駐車場はごく限られていて、プレスにとっては世界で唯一パーキングのないグランプリでもある。

 さらに、最近の欠点は“夜働いて、朝から昼過ぎまで睡眠する”関係者への配慮が薄れてきたことで、マリーナ地区では昼すぎから野外コンサートが始まったり、プールサイドで大音量の映像を流すホテルが出てきたこと。部屋に帰ってシャワーを浴び、寝たと思った途端に叩き起こされるエンジニアやメカニックは多数。部屋の向きやフロアによっては、この“不運”を覚悟しなくてはならない。レース翌日はレイトチェックアウトを予定していても、どこからかズンズンと大音量が響いてくる。「国が決めたこと」だからホテルもクレームのつけようがないとのこと――日中も静かに眠れるという、初開催時の心配りが薄らいできた。

 寝不足でタクシーに乗っても、ドライバーには「F1は金持ちのため。庶民にとっては迷惑千万」と、延々と繰り返される。これがモナコとの最大の違いで、裕福な国のイメージはこうして仕事を続ける労働者に支えられており、彼らはF1が“交通規制と渋滞を生むだけの厄介な存在”と捉えている。





レース

7/5(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
7/6(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
7/7(日) 決勝 23:00〜


ドライバーズランキング

※オーストリアGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン237
2位ランド・ノリス156
3位シャルル・ルクレール150
4位カルロス・サインツ135
5位セルジオ・ペレス118
6位オスカー・ピアストリ112
7位ジョージ・ラッセル111
8位ルイス・ハミルトン85
9位フェルナンド・アロンソ41
10位角田裕毅19

チームランキング

※オーストリアGP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング355
2位スクーデリア・フェラーリ291
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム268
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム196
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム58
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム30
7位マネーグラム・ハースF1チーム19
8位BWTアルピーヌF1チーム9
9位ウイリアムズ・レーシング2
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

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