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【今宮純】ハンガリーGPドライバー採点&短評

2014年8月1日

☆☆☆

エイドリアン・スーティル
あと0.889秒、ザウバー今年初入賞ならず11位。FRIC無しの条件で打倒ロータス、戦力構図的に上昇中。チームの期待すべて彼に。

バルテリ・ボッタス
どこで稼ぐかどこで我慢するか。ここのレイアウトは明らかにFW36に不向き。観察しているとセクター1&3でプッシュ、2は我慢してタイヤをセーブ。緩急自在アタックで得た予選3位に驚いた。まるでベテランみたい。SCタイミングのせいで後退し決勝は8位、最後までしつこくベッテルを追いかけまわした。

☆☆☆☆

ジャン・リュック・ベルニュ
メルセデス勢を従え約20周も2位快走。ちょっと濡れた路面に強いトロロッソ、低速ショートコーナーで“小技"の巧さがかみ合った。ナイーブなフランス人の彼はリカルドの成長がいい刺激に。元チームメイトがあれだけやれるなら自分もやってみせる。

キミ・ライコネン
氷上レースかWRCか、ピレリが全く機能せずに滑りまくったFP1。そこでアロンソを抑えたキミ。ミディアムでは苦しんでいたが今年ベストの仕上がりと見た。が、Q1で「マラネロにいるストラテジストの情報」を真に受け、ラストアタックしなくても大丈夫と現場の首脳が判断ミス。16位→6位、嗚呼もったいない。北の国から今年も1万人、スタンドでは「毎周ものすごい歓声でした」と知人に聞いた(その様子、国際TV画面フォローはなかったが)。

☆☆☆☆☆

ダニエル・リカルド
「追い越し不能伝説」のハンガロリンクで魅せたオーバーテイク創造力。このレースの“チャンピオン"は彼だ。ファイナルラップの最終コーナーを片手運転、片手ガッツポーズ。実力を証明した2勝目。

フェルナンド・アロンソ
何度もレース中に細かなミスをしていたのは珍しい。それだけリミット・ドライビングを続けていたから。1時間53分ロングゲーム、果敢な攻撃心が2位に実った。ゴール後、勝負師はお愛想笑いを少しだけサービス。もしアロンソがいなかったらこの14年はつまらないシーズンになっていただろう。

ルイス・ハミルトン
パドック裏を歩く姿が痛々しかった。ドイツGP予選でのフィジカルダメージで背筋が真っ直ぐではなく、人前では平気なポーズをとっていたが体調は50%程度。あげくに予選で出火トラブル、燃えるマシンから緊急脱出、その結果ピットスタート。レース人生における「最悪の2週間」を3位で切り抜けた彼、体を張って戦うレーサーの生きざまを見せつけられた。ゆっくりと夏休みを過ごし、後半戦には100%ハミルトンに戻ってもらいたい。

☆なし
他11人

(F1速報)





レース

7/5(金) フリー走行1回目 20:30〜21:30
フリー走行2回目 24:00〜25:00
7/6(土) フリー走行3回目 19:30〜20:30
予選 23:00〜
7/7(日) 決勝 23:00〜


ドライバーズランキング

※オーストリアGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン237
2位ランド・ノリス156
3位シャルル・ルクレール150
4位カルロス・サインツ135
5位セルジオ・ペレス118
6位オスカー・ピアストリ112
7位ジョージ・ラッセル111
8位ルイス・ハミルトン85
9位フェルナンド・アロンソ41
10位角田裕毅19

チームランキング

※オーストリアGP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング355
2位スクーデリア・フェラーリ291
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム268
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム196
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム58
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム30
7位マネーグラム・ハースF1チーム19
8位BWTアルピーヌF1チーム9
9位ウイリアムズ・レーシング2
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

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