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F速分析:メルセデス圧勝。魅力的な僚友対決

2014年5月12日

●激アツ! チームメイト頂上決戦
 ルイス・ハミルトンはスペインGPで勝って、マレーシアGPから4連勝を達成。一方チームメイトのニコ・ロズベルグは、開幕戦優勝+4連続2位。結果だけ見るとハミルトンが圧倒しているように見えますが、ロズベルグもハミルトンに負けじと必死に食らいつき、それに対抗するハミルトンが更に頑張る……そういう構図になっています。これが、今季最大の見どころでしょう。今回のスペインGPでも、ロズベルグはハミルトンになんとか勝とうと、作戦を変え、必死に攻め、チェッカー時には0.6秒差。特にラストの数周は、手に汗握る攻防でした。

 能力が拮抗し、それぞれが全力でぶつかり合っているという印象のふたり。どちらが勝ってもおかしくありません。ある意味、アイルトン・セナとアラン・プロストを擁した1988年のマクラーレンに似ているような気もします。そういえば、その年のマクラーレンは16戦15勝という圧倒的強さでしたが、今年のメルセデスAMGはどのくらい勝つのでしょうか? トラブルやアクシデントがない限り、史上初の“シーズン全勝”が達成されてもおかしくはなさそうです。


●勝負を分けたピット戦略
 なお今回のレースでは、戦略がドライバーによって分かれ、これが順位を大きく左右しました。

 ハミルトンとロズベルグは、共に中古のミディアムタイヤでスタートしました。ハミルトンは18周を走り切ったところでピットイン、新品のミディアムに交換しています。対するロズベルグは、3周遅れてハードタイヤに交換しました。この3周の間にハミルトンは1周あたり0.5秒程度のギャップを構築、さらに最後のピットインもロズベルグはハミルトンの2周後で、ここでもやはり1周あたり1秒程度の差が生じています。フィニッシュ時の差が0.6秒でしたから、ロズベルグのピットインが少しでも早ければ……順位は異なっていたかもしれません。

 リカルドとバルテリ・ボッタスの争いも、戦略が大きく影響しました。スタートでボッタスの先行を許したリカルドは、トップスピードに勝るウイリアムズを抜きあぐね14周終了時に早々とピットイン。ボッタスはこれに反応せず、当初の予定どおり2ストップ作戦の標準的なタイミングである20周を走り、リカルドの先行を許します。その後、本来ならばボッタスはリカルドとの差を徐々に詰めなければなりませんが、なかなかリカルドとの差は縮まらず、しかもタイヤのデグラデーションが少ないためにリカルドのペースも落ちず……。結果、リカルドには2ストップ作戦に変更する余裕が生じ、リカルドに軍配が上がりました。





レース

6/28(金) フリー走行 19:30〜20:30
スプリント予選 23:30〜24:14
6/29(土) スプリント 19:00〜20:00
予選 23:00〜
6/30(日) 決勝 22:00〜


ドライバーズランキング

※スペインGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン219
2位ランド・ノリス150
3位シャルル・ルクレール148
4位カルロス・サインツ116
5位セルジオ・ペレス111
6位オスカー・ピアストリ87
7位ジョージ・ラッセル81
8位ルイス・ハミルトン70
9位フェルナンド・アロンソ41
10位角田裕毅19

チームランキング

※スペインGP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング330
2位スクーデリア・フェラーリ270
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム237
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム151
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム58
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム28
7位BWTアルピーヌF1チーム8
8位マネーグラム・ハースF1チーム7
9位ウイリアムズ・レーシング2
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

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