F1速報

  • 会員登録
  • ログイン



【レースの焦点】勝利を狙いギャンブルを。フェルスタッペンとチームが魅せた“攻撃的”レース

2016年11月15日

 インターミディエイトでギャンブルしなければ、勝てた――?「優勝はたぶん無理だったと思うけど、2位は絶対に可能だった」レース後の会見、マックス・フェルスタッペンはこんなふうに素直に答えていた「でも、ときには少しギャンブルしてでも勝ちを取りに行かないとね」

 最初のギャンブルは、マーカス・エリクソンの事故による13周目のセーフティカー出動時。ウェットからインターミディエイトに交換したフェルスタッペンはこのピットインによって3番手から4番手にポジションを落とした。リスタートの際にキミ・ライコネンがクラッシュしたことによって3番手を取り戻したが、ほぼ同時にレースが赤旗で中断されたためギャンブルの成果はプラスマイナス・ゼロになった。

ライコネンのクラッシュにより赤旗が導入された
LAT



 2回目のギャンブルは2番手を走行し、ルイス・ハミルトンとの間隔が少しずつ広がっていた43周目。レッドブルは再びインターミディエイトでの挑戦を決断した。3周前にインターミディエイトに交換したダニエル・リカルドがファステストを塗り替えるペースで走り始めたからだ。ところが5番手に後退したフェルスタッペンが再び攻撃にかかろうというタイミングで、フェリペ・マッサがクラッシュ――レースはまたもやセーフティカーに先導されることになってしまった。

 不運だったのは、このセーフティカー中に微妙に雨量が増したこと。ウェットタイヤでさえ「すごく難しかった」ホームストレートへの上り坂は、インターミディエイトでは「運転不能」な区間となった。2度目のギャンブルは失敗。

 リタイアしたマッサがファンの声に送られながらピットに戻り、フェラーリの“旧友”たちからも労いの言葉を受けていたころ、レッドブルのピットとドライバーの間ではミーティングルームのような会話が続けられていた。タイヤ交換に入るならどちらのタイヤが良いか訊ねるチーム、「100%、ウェットのほうがいい」と答えるフェルスタッペン。

「問題は最終セクターだけなんだ。それまでの区間で稼いだタイムを全部失ってしまう。このタイヤ(インターミディエイト)だと、最終セクターはボートに乗ってる感じだ」

 セーフティカーの後方ですでに隊列が整っていたのだから、ピットインすると大きくポジションを落としてしまう。他のマシンをすり抜けて挽回することができるか訊ねられたフェルスタッペンは「目指すところだ」と答えていた。「僕には、他と違うラインがあるから」

 そして54周目、3度目のピットインで再びウェットタイヤ――しかし他のマシンよりずっとフレッシュなタイヤに履き替えたところから、フェルスタッペン劇場が始まった。

LAT





レース

6/8(土) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
6/9(日) フリー走行3回目 1:30〜2:30
予選 5:00〜
6/10(月) 決勝 3:00〜


ドライバーズランキング

※モナコGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン169
2位シャルル・ルクレール138
3位ランド・ノリス113
4位カルロス・サインツ108
5位セルジオ・ペレス107
6位オスカー・ピアストリ71
7位ジョージ・ラッセル54
8位ルイス・ハミルトン42
9位フェルナンド・アロンソ33
10位角田裕毅19

チームランキング

※モナコGP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング276
2位スクーデリア・フェラーリ252
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム184
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム96
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム44
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム24
7位マネーグラム・ハースF1チーム7
8位ウイリアムズ・レーシング2
9位BWTアルピーヌF1チーム2
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

レースカレンダー

2024年F1カレンダー
第9戦カナダGP 6/9
第10戦スペインGP 6/23
第11戦オーストリアGP 6/30
第12戦イギリスGP 7/7
第13戦ハンガリーGP 7/21
  • 最新刊
  • F1速報

    Vol.5 第5戦中国GP & 第6戦マイアミGP