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イタリアGP、バーニーの譲歩を引き出し消滅を回避

2016年1月27日

 イタリアGPの主催者は今後の開催を確実にするため、まもなくF1最高権威者のバーニー・エクレストンと新たな契約を結ぶことになる。

 昨年12月に英国オートスポーツが報じたところによると、ミラノ自動車クラブ(オートモービル・クラブ・オブ・ミラノ)のイワン・カペリ代表が、モンツァでのイタリアGPは今後も数年間カレンダーに載ると発言している。そして現在、イタリア自動車クラブ(ACI)の代表であるアンジェロ・スティッチ・ダミアーニが、エクレストンとの契約は締結間近であり、これによって2020年もしくは2023年までの開催が確約されると認めている。

「契約締結まで大詰めの段階だ。まだ詳細を確認する必要があるが、契約の大筋は決定している。あと数回のミーティングで疑問点を解消できることを期待している。8割がた終わったと言っていい。2月の終わりまでには合意に至るだろう」

 ダミアーニは昨年エクレストンとの話し合いが「あともどりできない段階になった」ことを明かし、現在の契約では2016年の開催が最後になると話していた。

「エクレストンは話し合いを断固として終了し、2017年以降はイタリアGPをカレンダーから外す考えだった。エクレストンが話をしていた相手は彼の望む金額を提示せず、コース改修のみを提案していた。そこで(イタリア首相の)マッテオ・レンツィとイタリア国際オリンピック委員会(CONI)会長のジョバンニ・マラゴが介入した」

「彼らはエクレストンと会談し、イタリア側としては前向きに契約を結びたいとの考えを伝えた。政府はCONIに資金提供者を見つけるよう指示して、CONIはACIに契約を任せることになった。このため政府は一銭の支払いも行っていない」





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