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ホンダF1田辺TD会見:ベンチマークとなるバルセロナ「ここで弱点が見えたら、パフォーマンス向上の検討も進む」
2021年5月7日
前戦ポルトガルGPについてホンダF1の田辺豊治テクニカルディレクターは、両チームともに、「なかなか厳しい週末でした」と総括した。2位に入ったものの、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)は勝者ルイス・ハミルトン(メルセデス)を脅かすことはできず。アルファタウリのふたりも、期待外れの結果だった。
今週末スペインGPが開催されるバルセロナ-カタロニア・サーキットは、マシン性能の優劣が最もラップタイムに反映しやすいコースとして有名だ。田辺TDも「各チームの強み弱みが、いっそうはっきり見えるはず」と、審判を待つ心持ちのようだった。
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──今シーズン初めての連戦です。
田辺豊治テクニカルディレクター(以下、田辺TD):はい。ホンダスタッフもポルトガルから直接、バルセロナに入りました。例年は開幕前テストも行われ、慣れ親しんだサーキットであり、町なのですが、今年は新型コロナウイルスのためにテストはバーレーンになりました。ですので今年のクルマでカタロニア・サーキットを走るのは、今回が初めてになります。
──改めて先週のレースの総括をお願いします。
田辺TD:なかなか厳しい週末でした。今ひとつ歯車が噛み合わなかった。持てる力は最大限に近いレベルで発揮できたと思いますが、レッドブルもアルファタウリも、若干心残りの結果でした。レッドブルは(セルジオ)ペレス選手も調子を上げてきていますから、いい結果を期待したい。我々も今年のパワーユニットの使い方をさらに向上させて、週末に臨むつもりです。
──マックス・フェルスタッペンのスタートは、本人も今ひとつと言っていましたが、車体側、あるいはパワーユニット側のセッティングに何か不具合があったのですか?
田辺TD:いえ、特にありません。
──単純にホイールスピンしすぎたのでしょうか?
田辺TD:特にどこかがおかしくて、とんでもないことがおきたわけではなかったです。
──レッドブルから2022年以降のパワートレイン開発部門の発表がありました。HRD Sakuraでの開発状況は、どうなっていますか。
田辺TD:2022年以降というより、2022年のパワーユニット(PU)開発については両者で合意ができています。詳細は、まだ交渉中です。
──カタロニア・サーキットはターン10が改修されて全長が少し伸び、ブレーキングポイントも変わると思われますが、PU側は特に大きな影響は受けそうにない?
田辺TD:ないですね。
──ここはマシンパッケージの全体像が明らかにされるサーキットといわれますが、そのことに対しては不安よりもワクワク感の方が大きいですか?
田辺TD:ここでいきなり状況が大きく変わるとは思っていません。自分たちの定規に当ててみて、こんなところだろうというのはある程度見えています。
──第2戦エミリア・ロマーニャGPや第3戦ポルトガルGPは、昨年までのデータが少なかったこともあって、それぞれのレース前には見えない部分も大きかったです。今回はそうではないのでしょうか?
田辺TD:そこまで極端ではないですが、たとえばバーレーンは開幕前テストをやって、そのままレースに臨んだという意味で、第2第3戦とはちょっと違った。今回のバルセロナは、その点がバーレーンにちょっと近いかと。
──ここでの結果が、マシン本来の速さを示すと考えて間違いないですか?
田辺TD:ベンチマークとなるコースというのは、変わらないと思います。年間を通しての各チームの強み、弱みが、ここでよりはっきり見えてくるのではないかと。言い換えればここで何らかの弱点が見えた時に、ではこの先のレースでどうパフォーマンスを上げていけるのか。そんな検討も、さらに進むと思っています。
(取材・まとめ 柴田久仁夫)
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9/20(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
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予選 | 結果 / レポート | |
9/22(日) | 決勝 | 結果 / レポート |
1位 | マックス・フェルスタッペン | 331 |
2位 | ランド・ノリス | 279 |
3位 | シャルル・ルクレール | 245 |
4位 | オスカー・ピアストリ | 237 |
5位 | カルロス・サインツ | 190 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 174 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 155 |
8位 | セルジオ・ペレス | 144 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 62 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 24 |
1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 516 |
2位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 475 |
3位 | スクーデリア・フェラーリ | 441 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 329 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 86 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 34 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 31 |
8位 | ウイリアムズ・レーシング | 16 |
9位 | BWTアルピーヌF1チーム | 13 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
第18戦 | シンガポールGP | 9/22 |
第19戦 | アメリカGP | 10/20 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/27 |
第21戦 | サンパウロGP | 11/3 |
第22戦 | ラスベガスGP | 11/23 |