「ハロに遮られて雨を確認できない」。ドライバーがF1ウエット走行に懸念
2018年3月5日
カルロス・サインツJr.は、今季からF1に導入されたコクピット保護デバイス“ハロ”があるために小雨が降っていることを感知できず、ドライバーはコースのコンディションを推測せざるを得ないと考えている。
F1プレシーズンテスト初日の終盤、ハロにより雨粒が遮られてバイザーに届かなかったため、雨が降り始めたのに気づかなかったと、サインツJr.は語った。
「今日、雨が少し降りはじめた時、バイザーには水滴がつかなかったんだ」とサインツJr.は説明した。
「ハロがバイザーに雨粒が落ちるのを遮っていた」
「だから雨が降っているのかいないのか、目で見ることができなかった。手で雨を感じるか、お尻でグリップの状態を感じ取ることしかできなかった」
小雨の降るコンディションでは、コースのグリップレベルを推測するか、ピットウォールからの情報に頼らなければならないため、ドライバーにとって困難な状況になるとサインツJr.は感じている。
「こうした雨には、ドライバーとして悩まされることがある。100パーセントの力で本当にプッシュできるかどうかが分からないからだ」
「ピットウォールと一緒に推測し、どれくらいの雨が降っているか見極めなければならなかった。なぜなら雨が降っていても、バイザーは完全に乾いていたからなんだ。少し難しい状況だったね」
しかしながら、全般的にはハロがあることには何の問題もなかったと、23歳のサインツJr.は主張した。
「2周もしたら目に入らなくなる。ハロ越しに見ることに問題がなくなるんだ」と彼は語った。
この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています
(AUTOSPORTweb)
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