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「ミハエルはF1に復帰すべきでなかった」とF1ボス

2012年12月8日

LAT

 バーニー・エクレストンは、ミハエル・シューマッハーはF1に復帰すべきではなかったと発言した。

 シューマッハーは7度タイトルを獲得した後に2006年末で引退したが、2010年にメルセデスと契約し、F1に戻ってきた。メルセデスのマシンには一貫してトップ争いに絡めるような力はなく、2012年末で再び引退するまでの3年間でシューマッハーが表彰台に上れたのは1回のみだった。

 エクレストンは、最近F1を見始めたファンは、昔の輝かしい記録ではなくこの3年の結果でシューマッハーを思い出すことになるだろうと語った。

「今引退するよりも、7度のワールドチャンピオンとして引退した方がよかったと私は思う」とエクレストンはF1公式サイトのインタビューにおいて語った。
「F1を見始めたばかりの人々、最近F1ファンになった人々は、昔のミハエルでなく今のミハエルを記憶にとどめるだろう」

「彼らは彼を以前のヒーローとしてではなく失敗もする人間として見ている。これまでやってきたことができなくなる時を知り、他の人間の手に引き渡すということは重要なことであり、難しいことでもあると思う」

「私はそれをうまくやりたいと思っている。いい仕事ができないと感じたら、別れを告げるつもりだ」

 一方でエクレストンは、シューマッハーの引退はF1にとって損失であると語った。
「彼はレースを楽しんでいたし、F1にとってプラスになる存在だった」とエクレストン。
「ミハエルがいなくなって寂しくなるだろう。この3年では勝てなかったとはいえ、彼は今もとても人気がある」

 エクレストンは、シューマッハーはメルセデスと密接な関係を築いているため、F1における何らかの役割をオファーすることはできないと語った。

「彼に他の役割で残ってもらおうとはしないし、それはできない。彼はメルセデスとの関係が強すぎるからだ。フェラーリと関係があった時の方がまだ可能性はあったかもしれない」
「だが彼は働く必要はない。何の心配もなくやりたいことができるのだ。それは素晴らしいことではないか」




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