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「メルセデスは来年のビッグチャンスを必ずつかむ」

2013年12月16日

Sutton

 今年末でメルセデスF1チームのボスの座から退くロス・ブラウンが、2014年F1の規則変更は非常に大きいため、各チームがトップに浮上するための大きなチャンスになり、メルセデスはそのチャンスをつかむ準備ができていると語った。

 1994年と2009年に大きな規則変更が導入された際に、ブラウンが率いるチームは成功を収めた。

 1993年末でドライバーエイドが禁止された翌年、ブラウンが所属するベネトンのミハエル・シューマッハーがタイトルを獲得した。
 2009年には空力上の規則が大幅に変更され、ブラウンGPのジェンソン・バトンがチャンピオンに輝いている。

「来年の規則変更は非常に極端なものになるだろう」とブラウン。
「私は何度か似たような状況に直面した。1994年も2009年もいい例といえる」

 今年でメルセデスを去るブラウンだが、彼とスタッフたちは2014年に向けて非常にいい準備をできたと確信している。

「2014年にはこういった大幅な規則変更が導入されるので、大きなチャンスとなる。このチャンスを我々がつかめるよう願っている」
「これまで十分なリソースを活用し、努力してきた。自分たちのアプローチに非常に満足している」

 今年メルセデスは大きく飛躍し、レッドブル・レーシングのライバルになるとともに、最終戦までフェラーリ、ロータスとランキング2位の座を争った末に見事勝ち取った。
 最後まで今季戦いに力を注がなければならなかったことが、来年の準備に影響したとは思わないとブラウンは言う。

「いいバランスがとれていたと思う。振り返ってみても、2014年に十分なリソースを使用しなかったといった懸念はない。今のマシンの状況はスケジュールどおりだ。設定した目標のほとんどを達成している」

「このプログラムにかなり前から取り組んでいる。ジェフ(・ウィリス)とアルド(・コスタ)を起用し、ジェフは2014年のプロジェクトを担当し、アルドも今年半ばに作業にあたった。一方、ボブ(・ベル)は現行マシンの進歩に重点を置いて取り組んだ」

「だからプログラムを同時進行したことで大きな妥協を強いられたとは考えていない」




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